ストーリーを活用してアイデアを可視化するストーリーボード【アイデア発想】

こんにちは!探究.com編集部です。今回はストーリーを考えることでアイデア発想を行う「ストーリーボード」についての投稿です。

アイデア発想を行いたいと考えている方、複数のメンバーを巻き込みながらアイデアのイメージを一緒に創り上げて行きたいと考えている方など、ぜひチェックしてみてください。

ストーリーボードについて

ストーリーを活用してアイデアを可視化するストーリーボード【アイデア発想】

ストーリーボードとは?

理想的な顧客体験の各プロセスを時系列で整理し、ストーリーで書き出すフレームワークをストーリーボードと呼びます。ぼんやりしているアイデアを具体的に可視化したり、曖昧な提供価値を明確化することができます。

上図の様な4コマなどのマスで表現したり、付箋に1シーンを書いてホワイトボードに連ねる形で作成して行きます。ここでは、3つの構成「問題」「問題解決のプロセス」「問題が解決した様子」という3つの構成で作成しています。

ストーリーボード活用のメリット

アイデアの可視化、共有、改善といった、アイデアシートと同様のメリットがある他、ストーリーの力を使って顧客の「変化」に関するイメージや情報を共有できるというメリットがあります。

また、セリフを書き込むことで、顧客目線に立つことができ、アイデアのズレを早い段階で修正していくことができるところも大きなメリットですね。

ストーリーボードの活用手順

①問題を書き出す

ストーリーを活用してアイデアを可視化するストーリーボード【アイデア発想】

全体として、問題を抱えている登場人物が問題を解決していくサクセスストーリーを描きます。ですので、まずは最初のコマに問題を抱えている現状を書き出します。問題、課題、ニーズ、悩みなどが描かれていることがポイントです。

また、①~③まではひとまず下書きレベルで書き出します。気になる要素はメモ書き程度でも良いので書き出しておきましょう。

②問題が解決した様子を書き出す

ストーリーを活用してアイデアを可視化するストーリーボード【アイデア発想】

次に問題が解決した様子、つまりは「ゴール」を描きます。

③問題解決のプロセスを書き出す

ストーリーを活用してアイデアを可視化するストーリーボード【アイデア発想】

現状からゴールに到達するための「問題解決のプロセス」を2~3のマスに描きます。ここでは2つのコマという少ない枠数になっているので、ポイントは何か?を明確にして絞り込んで描くことが重要となります。

④ストーリーを整える

ストーリーを活用してアイデアを可視化するストーリーボード【アイデア発想】

4つのこまを描き終えたら、ストーリーの内容を整理します。このステップでは各コマのナレーションをテキストで付け加えることで、情報を明確化します。

また、ここまで書き出してきた内容を新しい用紙に清書するのも良いでしょう。以降、イメージを外部のメンバーにも伝えるため、デザイナーやイラストレーターがこの清書作業を行う場合もあります。

フレームのテンプレート

ストーリーを活用してアイデアを可視化するストーリーボード【アイデア発想】

今回ピックアップさせていただいた「ストーリーボード」について、パワーポイントで作成したフレームのテンプレートを掲載しています。目的に応じて編集し、ご活用ください。

テンプレート:ストーリーボード

おわりに

以上、ストーリーを活用してアイデアを可視化するストーリーボード【アイデア発想】についてでした。ぜひ多様なメンバーを招き入れて実践してみてください。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてチェックしてみてください♪

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