こんにちは!探究.com編集部です。本日は企画プレゼン時やセールスプレゼンの際に活用できるフレームワーク「FABE」についての投稿です。
企画内容を分かりやすく簡潔に相手に伝えたい、発信したいと考えられている方はぜひチェックしてみてください。
FABEについて
FABEとは?
FABE(ファブ)とは、企画内容をプレゼンする際に「特徴」→「優位性・利点」→「得られるメリット」→「根拠・証拠」の順に情報を整理し、設計するフレームワークです。
これから企画内容のプレゼンを控えており、何を話せば良いか分からない場合、FABEの要素を参考にしてみてください。
FABEの構成要素
Feature:特徴
Advantage:優位性・利点
Benefit:得られるメリット
Evidence:根拠・証拠
Feature:特徴
特徴とは、その企画および商品サービスの持っている機能や仕様に関する情報です。つまりは企画概要のことですね。
Advantage:優位性・利点
優位性・利点とは、その企画および商品サービスの持っている差別化ポイントや市場における競争優位性、強みに関する情報です。競合を見た上での強みの分析や整理についてはSWOT分析についてもチェックしてみてください。
Benefit:得られるメリット
企画および商品サービスを利用すること、導入することによって、相手はどのようなメリットを得られるのか?に関する情報です。強みや優位性を述べるだけでは、それが相手にとってどのようなメリットとなるのかが分からないため、得られるメリットを明確に言語化することがプレゼン時にはポイントとなります。
仮の例で言えば、防水機能が付いているスピーカーにおいて、「防水機能」は差別化ポイント、優位性です。それに対して、「防水機能が付いているので、海辺のBBQなどでも安心して音楽を楽しむことができる」などがメリットとなります。
Evidence:根拠・証拠
根拠・証拠とは優位性・利点や得られるメリットで述べてきたことの裏付けですね。データ的な根拠や、導入事例(実績)、調査結果などを用いて、納得できる情報を示します。
フレームワークのテンプレート
今回ピックアップさせていただいた「FABE」について、パワーポイントで作成したフレームのテンプレートを掲載させていただきます。話の内容を整理する際など、目的に応じて編集し、ご活用いただければと思います。
テンプレート:FABE
おわりに
以上、企画プレゼン時に使えるフレームワークFABEについてでした。今回はプレゼンの内容設計という視点でFABEを紹介しましたが、「特徴」・「優位性・利点」・「得られるメリット」・「根拠・証拠」の視点でプレゼン内容や情報発信の内容を分析することをFABE分析と呼びます。
プレゼンは一度実施したら終わりという訳ではありませんので、反応を見てプレゼン後に振り返る際にもFABEのフレームを意識してみてください。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてお読みください♪
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