企業(BtoB)版ペルソナ設定シートのフォーマット例

こんにちは!探究.com編集部です。企画立案において最も重要なポイントとなる「誰に・何を(届けるのか)」。

この「誰に・何を(届けるのか)」を設計する上で活用できる手法の一つがカスタマージャーニーマップです。そして、このカスタマージャーニーマップの作成の初期段階として重要なのがペルソナ設定である、という話をこれまでの記事で配信してきました。

事前に読みたい記事カスタマージャーニーマップの書き方とサンプル【テンプレート配信】、テンプレートを配信ターゲット像を明確にしよう!ペルソナシートの書き方

今回は、そのペルソナ設定をする中でも特に、BtoBの場合についてのペルソナ設定におけるポイントについて投稿しています。BtoB事業の情報発信担当者、マーケティング担当者の方など、ぜひチェックしてみてください。

企業版ペルソナを設定する

BtoBのペルソナ設定で必要となるファーモグラフィクス

企業版ペルソナ設定シートのフォーマット例

ペルソナを設定する際、個人ではなく企業や組織を対象とするBtoB事業の場合、決裁や決定のプロセスまでに関与する人や情報、権限がBtoCの場合よりも多岐に渡ります。

個人の情報の前に組織の情報を整理する

そこで、BtoB事業の場合は、個人のペルソナを設定・作成する前に組織の情報を設定します。この組織の情報を整理する、いわゆる企業版ペルソナのことをファーモグラフィクスと呼びます。

BtoC事業においてカスタマージャーニーを作成する場合は、まずこのファーモグラフィクスを作成して企業が置かれている状況を把握。その後に担当者や決裁権を持つ人のペルソナ設定を行うという流れになります。

設定する組織としては、ターゲットとする企業、すでに事業を運営している場合は売上上位の成功パターンである企業などを抽出して言語化していきます。

ファーモグラフィクスフォーマット例

企業版ペルソナ設定シートのフォーマット例

ファーモグラフィクスについて、フォーマット例を掲載させていただきます(上図参照)。観察、仮説を立てて出力していき、どんどんブラッシュアップしてきます。

ファーモグラフィクス構成要素例
・企業規模、従業員数
・本社所在地、拠点数
・業種、業務内容
・売上規模
・業界の特徴、業界の動き
・組織のミッション、ビジョン
・抱えている課題
・購買に関する主なメンバー

なお、ファーモグラフィクスとして抽出する項目は画一的に決まったものではなく、目的に応じて編集します。どんな項目から始めれば良いか分からないという場合は、ひとまずこちらの例を一度使用してみください。

テンプレート

今回ピックアップさせていただいたファーモグラフィクスについて、パワーポイントで作成したテンプレートを掲載せていただきます。ペルソナ設定の際にご活用いただければ幸いです。

テンプレート:ファーモグラフィクス

ファーモグラフィクスが書けたらペルソナシートへ

ファーモグラフィクスが書けたら、右下の項目にある購買に関わる主なメンバーに関してのペルソナシート作成へと移っていきます。

おわりに

以上、企業版ペルソナ設定シートのフォーマット例についてでした。BtoB事業においてペルソナ設定を行いたい場合は、ぜひ一度トライしてみてはいかがでしょうか。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければ下記の記事も合わせてチェックしてみてください♪

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