こんにちは!探究.com編集部です。本日はSWOT分析に使えるテンプレートについて投稿していきたいと思います。自社の分析や商品サービスのポジショニングを決める際の分析など、様々なシーンで使われる定番のフレームワークです。
分析をはじめ、思考するための情報を収集して整理したいという方はぜひチェックしてみてください。パワーポイントで作成したテンプレートデータも掲載しています。
SWOT分析について
SWOT分析とは?
SWOT分析は、プロジェクトを取り巻く周辺環境を分析できるフレームワークです。「ポジティブ⇄ネガティブ」と「内部要因⇄外部要因」の2つの軸、そこから生まれる4つの要素「強み」「弱み」「機会(チャンス)」「脅威(ピンチ)」について、ブレスト、俯瞰、分析するためのフレームです。
自分たちは今どういう状況に置かれているのか?を俯瞰することができるため、自社、またはプロジェクトの置かれている状況の分析を開始する段階で良く使います。
SWOT分析のサンプル
上記は和食料理を展開するお店のSWOT分析シートのサンプルです。売り上げ増を狙ったフェアの企画の際に、情報収集として利用しています。
SWOT分析サンプルに書き出している内容
【強み】
・地元の新鮮な素材を使用
・和食がメインだがイタリアンやフレンチにも対応可
・料理に合わせた和洋各種のお酒が揃っている
・お客様の要望を取り入れるスタンスがある
・席数が計90席と業界の中でも大きめのキャパがある
・築1年で外観・内観共に綺麗
・和食料理長を3名抱えており、多彩な創作料理が可能
・社員教育が徹底されている
・駐車場が広い
・アンケートの結果、料理の満足度が高い
・口コミによる紹介が多く発生している
【弱み】
・オープンしてからまた運営も1年未満であり、認知度がまだまだ低い
・アンケート用紙の回収率が低い
・再来店を促す取り組みや仕組みがない
・回転率が低い
・駅から遠い
・初めての来店の場合、お店の場所が分かりにくい
・グループ企業であるにも関わらず、横の繋がりが活かしきれていない
・ランチの価格設定が他社より高い
【機会】
・店舗近辺は住宅街ではなく商業地であること。また大学や結婚式場なども多い
・近年、婚活イベントや恋活イベントの開催が多い
・和食がブームを呼んでいる
・地味婚が主流になる流れ
【脅威】
・2次会を結婚式場と連携するパターンが増えている
・接待という文化が減っている
・外食から内食へ移行している
・パッケージ化した低料金のお店が増えており、コスト重視のお客様はチェーン店に流れている
SWOT分析に初めて取り組む際、参考にしてみてください(あくまでも例なので、とらわれすぎない様に注意)。なお、上記のテキストデータは下記に添付しているSWOT分析のサンプルデータの中に合わせて掲載しています。
SWOT分析テンプレート
今回紹介しているSWOT分析のフレームについて、パワーポイントで作成したテンプレートを添付させていただきます。目的に応じてご活用いただければと思います。
テンプレート:SWOT分析
SWOT分析をもとに戦略の方向性を見出すクロスSWOT
上述したSWOT分析で状況を俯瞰した後、戦略の方向性をブレストして整理するフレームワークとして人気なのが「クロスSWOT」です。
クロスSWOTでは、「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4つの要素を掛け算することによって、各パターンに合わせた戦略の方向性を考えます。SWOT分析で現状を把握し、大枠の戦略の方向性を考えたいという場合には、クロスSWOTも合わせて活用してみてください。
テンプレート:クロスSWOT
おわりに
以上、SWOT分析に使えるテンプレート配信中!パワーポイント生データ無料ダウンロードについてでした。事業やプロジェクトの分析の際の参考になれば幸いです。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。なお、その他のテンプレートについても下記の記事でピックアップしています。よければ合わせてご活用ください。