こんにちは!本日はアイデアや思考を拡げる際に役に立つフレームワーク「SCAMPER」についての投稿です。
どうもアイデアが狭い。なかなか考えが広がらない。という課題をお持ちの方や、アイデア発想の場面でファシリテーターを務める様な方は是非、チェックしてみてください。
SCAMPERについて
SCAMPERとは?
SCAMPER(スキャンパー)とは、オズボーンのチェックリスト(※1)というアイデア発想手法を改良して提唱されたフレームワークで、7つの問いを使ってアイデアや発想を拡げる手法です。
具体的には既存のアイデアを下記7つの問いのもと、新たな視点から考察していきます。これらの問いの英語表記の頭文字を取って、SCAMPERと呼ばれています。
SCAMPER7つの問い
Substitute:代用できないか?
Combine:他のものと組み合わせられないか?
Adapt:応用できないか?
Modify / Magnify:修正/拡大できないか?
Put other uses:転用できないか?
Eliminate / minify:削除 / 削減できないか?
Reverse / Rearrange:逆転/再編集できないか?
手元にいつでも持っておける問いのリスト的に活用できるところが魅力ですね。
SCAMPER活用法
実際に会議や打ち合わせの中でSCAMPERを活用する場合ですが、まずは何について考えるのかという最初のアイデアを設定します。そこから、SCAMPERの7つの問いを用いてアイデアを広げます。
上図の様なフレームを最初に用意し、一人または複数人で回答していくとスタイルでもOKですし、フレームは用意せずにファシリテーターが問いを提示するというスタイルでも構いません。
いずれの場合も、まずは自分たちである程度アイデアを膨らませた後、もう少し拡げられないかな?と感じるような詰まったタイミングで使用する(問いを用いる)のが良いでしょう。
フレームのテンプレート
今回ピックアップさせていただいたSCAMPERについて、パワーポイントで作成したフレームのテンプレートを掲載させていただきます。目的に応じて編集してご活用ください。
テンプレート:SCAMPER
おわりに
以上、【アイデア発想】7種の問いでアイデアを拡げるフレームワーク「SCAMPER」についてでした。多様な問いを持っていることが、多様な視点を持つことに繋がります。ぜひSCAMPERだけでなく、多様な問いを使ってみて、自分たちに合うアイデア発想を問いを探究してみてください。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてお読みください。
関連記事:連想によってアイデアを広げるフレームワーク「マンダラート」
関連記事:テーマについて多面的に対話するためのフレームワーク6つの帽子
※1オズボーンのチェックリストについて
オズボーンのチェックリストは、SCAMPERの原型となるアイデア発想のフレームワークです。具体的には下記9つの項目の問いに基づいて、アイデアを拡張します。
オズボーンのチェックリスト
Put to other users:転用できないか?
Adapt:応用できないか?
Modify:変えてみたらどうか?
Magnify:拡大するとしたら?
Minify:縮小するとしたら?
Substitute:代用するとしたら?
Rearrange:入れ替えてみたら?
Reverse:逆転させてみたらどうか?
Combine:組み合わせてみると?
参考書籍:知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100