こんにちは!探究.com編集部です。
ビジネスフレームワーク図鑑の中でも触れているアイデア発想の手法をさらに効果的に活用できるよう、「視点のリスト」を作成してみました。
手元に持っておいて常にアップデートしていけるよう、パワーポイントデータを掲載しています。アイデア発想を行う機会がある方、ファシリテーターを担う機会のある方はぜひチェックしてみてください。
アイデア発想やブラッシュアップにつける視点リスト
問いとはアイデアを見つめる視点を得ることである
オズボーンのチェックリスト法に代表されるように、アイデア発想の手法には「問い」が多数存在し、問いの考え方を無視してアイデア発想を語ることはできません。
筆者の私は、アイデア発想を行う上で「問い」を持つことは、アイデア発想を行うための「新しい視点」を得ることだと考えています。多様な視点からアイデア発想を行うテーマを見つめることができれば、より目的を達成するアイデアを生み出す精度が上がるでしょう。
自分以外の多様なメンバーを巻き込んでアイデア発想を行うことは、この視点の多様性を確保するという利点に直結します。今回ピックアップしたいのは、多様な視点をいつでも引き出すことができたら?というトピックです。
アイデア発想100の視点をリスト化してみました
アイデア発想には視点(問い)が大切であり、多様な視点を持っていることが豊かさであるとは言うものの、普段見ているものの見方を変えるのは難しいことでもあります。
そこで、多様な視点をいつでも引き出すために、アイデア発想の視点をリスト化して手元に持っておけるようにしました。まずはテンプレートを使って視点を借りるということですね。アイデア発想を行う際、詰まったらリストを見て、こういう視点で考えてみるとどうかな?という参考にしてみてください。
ピックアップした視点の一覧
シンプルに考えると?
複雑にしてみると?
場所を変えてみると?
転用してみると?
新しい使い方はできないか?
応用することはできるか?
素材を変えてみると?
順番を入れ替えてみると?
パーツを変えてみると?
前後左右を入れ替えてみると?
ルールを変えてみると?
定義を再設定してみると?
他のアイデアと組み合わせると?
色を変えてみると?
形を変えてみると?
速くすると?
ゆっくりにすると?
極端に考えてみると?
キーワードを変えてみると?
割合を変えてみると?
前提条件を変えてみると?
隠してみると?
さらけだしてみると?
理想に振り切って考えると?
現実的に考えてみると?
拡大してみると?
縮小してみると?
小さくしてみると?
大きくしてみると?
薄くしてみると?
厚くしてみると?
長くしてみると?
短くしてみると?
豪華にしてみると?
素朴にしてみると?
便利にするには?
あえて不便にしてみると?
カテゴリーを変えると?
分割すると?
統合すると?
頻度を変えてみると?
尺度を変えてみると?
最小化すると?
最大化すると?
構成要素を変えてみると?
表現方法を変えてみると?
自動化してみると?
手動にしてみると?
動かしてみると?
止めてみると?
スタンスを変えると?
ターゲットを変えてみると?
優先順位を変えてみると?
双方向にしてみると?
一方通行にしてみると?
優しさを込めると?
怒りを込めると?
循環させると?
繰り返してみると?
バランスを崩してみると?
バランスを整えると?
大量生産すると?
オーダーメイドにすると?
直線にしてみると?
曲げてみると?
制限してみると?
緩和してみると?
広げると?
狭めると?
繋げてみると?
切断してみると?
ズームインして考えると?
ズームアウトして考えると?
尖らせてみると?
丸くしてみると?
五感を刺激する要素を入れると?
批判的に考えてみると?
仮説を逆転させてみると?
明確にしてみると?
曖昧にしてみると?
具体的に考えると?
抽象的に考えると?
一石二鳥を狙うと?
目的を絞ると?
ランダム性を加えると?
レア度を上げて考えてみると?
ゲームにしてみると?
ネーミングを変えてみると?
相反する要素を共存させてみると?
トレンドを重視すると?
王道を考えるなら?
リズムを変えると?
ストーリーを加えると?
登場人物を変えてみると?
遊び心を加えると?
エキサイティングにすると?
感情を揺さぶると?
葛藤を刺激すると?
取り組む課題の質を高めると?
より高い目標を掲げると?
以上、100の視点をピックアップしてみました。以下で大まかな活用の流れについて触れます。また、本記事の下部でテンプレートをダウンロードできますので、ぜひカスタマイズして独自の視点リストを作ってみて欲しいと思います。
アイデア発想100の視点リストの使い方
アイデア発想のテーマ(元となる問い)を設定する
まずはアイデア発想を行うテーマを設定します。このテーマが、アイデア発想を行うための大元の問いとなります。
上記の例では新しいノートの商品アイデアを発想するシーンを想定した問いの例として「子どもたちが勉強を好きになるようなノートとは?」という問いを設定しています。そのほか、「スタッフが楽しく働きたくなる朝礼のあり方とは?」「本好きにプレゼントしたくなる本をつくるなら?」などなど、目的に応じたテーマ(元となる問い)を設定しましょう。
100の視点を活用してアイデアを広げる
次に、思い浮かんだアイデアを様々な視点から見てブラッシュアップしていきます。まずはアイデアの量を出し、その中から気になったアイデアをさらに深掘りしていきます。
視点のリストを手元に置いておき、気になる視点、使えそうな視点を選んで考えても良いですし、ランダムにピックアップした視点で考えてみるというのも良いでしょう。自分が単一の見方に囚われていないかを意識して、多様な視点からテーマを考えてみることがポイントです。
自分オリジナルの視点リストを作る
さて、今回紹介したアイデア発想の視点リストですが、リストアップしている視点は編集部のメンバーがピックアップしたものです。自分のアイデア発想の分野や特性に合わせてアレンジし、オリジナルのリストを作ってみてください。どういう視点でアイデア発想を行うか?ということを考える作業自体が、アイデア発想の力を高めてくれます。
リストのフォーマットデータ
下記のリンクからパワーポイント版とエクセル版のリストテンプレートをダウンロードできますので、編集してご活用ください。
テンプレート:アイデア発想100の視点リスト(PDF)
テンプレート:アイデア発想100の視点リスト(パワーポイント)
テンプレート:アイデア発想100の視点リスト(エクセル)
おわりに
以上、アイデアの発想・ブラッシュアップに使える問いのリスト100【テンプレート掲載】についてでした。
個人でのアイデア発想はもちろん、チームでアイデア発想を行う視点のリストとしても活用できるかと思います。ぜひアレンジして活用してみてください。
ビジネスフレームワーク図鑑の紹介
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。
ひらめき編集部で紹介している、フレームワークの活用法をまとめた書籍『ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70』の中でもアイデア発想法について紹介しています。よければ合わせてチェックしてみてください。