こんにちは!探究.com編集部です。今回は商品やサービス、マーケティングや販促でユーザーに提供する情報や体験といった「コンテンツ」についての投稿です。
誰にどんな価値を提供するべきか、コンテンツを考えたい、あるいはブラッシュアップしたいと考えている方はぜひチェックしてみてください。
誰にどんな価値を届けるか?
では早速、ユーザーにどのような価値を届けるか?について考えていきましょう。今回は大きく2つ「誰に」と「どんな価値を」提供するか?という視点で考えを進めていきたいと思います。
誰の悩みを解決したいか?
唐突ですが、「あなたの顧客は誰か?」という質問に答えられるでしょうか。商品開発やマーケティング、広報、PRなどあらゆる価値提供の場面において、「誰に」価値を届けようとしているのかを理解していなければ、適切な価値(コンテンツ)を設計して届けることはできません。まずは、誰に価値を提供しようとしているのか?したいと考えているのか?について明確化していきましょう。
ペルソナを設定してユーザーイメージを具体化する
自分が価値提供しようとしているユーザー像を掴む際に活用される手法の一つに「ペルソナ」があります。
ペルソナとは、商品サービスを利用するユーザー像を仮想の人物として定義したもののことです。ペルソナを設定することによって、ユーザーイメージを具体的に掴むことができ、ユーザー目線の商品開発、マーケティング施策の設計を促進することができます。
例えば上記の様にペルソナを設定します。1人分だけでなく、複数人分のペルソナシートを作成して構いませんが、ペルソナシート1枚につき、1人のペルソナを設定するということは意識しておいてください。
なお、ペルソナの考え方については下記の記事も合わせてチェックしてみてください。
関連記事:明確なターゲット像を設定する!ペルソナシートの書き方とテンプレート
どのような課題解決を支援することができるか?
誰に価値を提供するのか?というユーザーイメージが掴めたら、次にそのユーザーの抱えている課題は何か?その課題をどの様にして解決することができるか?について考えていきましょう。
下図ではまず、左の列にユーザーの課題を書き出し、右の列にその課題を解決するための方法として「価値(ソリューション)」を書き出しています。
まずは思いつくだけ課題を書き出し、その課題を解決するためにどんな価値提供ができるだろうかと考えていきます。必要に応じて、課題を直接ユーザーに聞くことも重要です。
ここで書き出した価値(ソリューション)を商品サービス化したり、配信コンテンツ化していくということですね。このままコンテンツ化に進んでも構いませんが、以下、課題設定の際に知っておきたいエッセンスについて触れていますので、よければ引き続きチェックしてみてください。
解決する価値のある課題は何か?
数ある課題の中からどの課題を選ぶか?について考えてみましょう。著書「イシューからはじめよ」では、課題の質とソリューションの質の2つの要素でビジネスアイデアを考えた際、より課題の質の高いものを選ぶべきであり、より高い質の課題を設定すべきであると述べています。
課題の質が高いということは、よりユーザーにとって本質的な課題であったり、解決することによってより重要な問題を解決できる課題であるということです。そしてソリューションとは、その課題を解決する方法論の質の高さを表します。
この課題設定の質、ソリューションの質ともに高い課題を解決するための商品サービスこそが、ユーザーにとって本当に大切なコンテンツと言えます。コンテンツアイデアを考える際は、ぜひこの課題の質とソリューションの質を意識してみてください。
フレームのテンプレート
上述した各種シート3点について、パワーポイントで作成したテンプレートのデータを掲載しています。目的に応じてアレンジしてご活用ください。
テンプレート:コンテンツ案ブレストシート
おわりに
以上、誰にどんな価値を提供するかを考えるコンテンツ案ブレストシート【テンプレート掲載】についてでした。