こんにちは!探究.com編集部です。本日は企画立案、企画書作成の際に活用できるロードマップについての投稿です。
他者に対して企画内容の中長期的な展望を説明する際に必要となってくるのがロードマップです。企画立案の流れもいよいよ後半戦に入ってきた、という方はぜひチェックしてみてください。
ロードマップについて
ロードマップとは?
ロードマップとは未来の目標へ到達するためのステップを示した進行(予定)表のことです。目標とする場所に到達するまでの道のりを、時間やコスト、必要な資源、などを加味してプロセスを可視化、共有するために用いられます。
中長期的な目線での設計
ロードマップを作成して共有することで、その企画が未来においてどのような発展性を持っているのか(狙っているのか)?という、長期的な目線で話ができます。経営者や投資家など、資源を投下する立場にある人からすると、この未来への展望は企画内容を判断する重要な指標となります。
方向性がズレていないか立ち返ることができる
ロードマップでは、設定した未来の目標に到達するために必要な資源は何なのか?についてのポイントとなる要素を書き出します。そのため、企画の立案プロセスや、実際に企画を運営している際、方向性や力点にズレがないか立ち返る場所となります。
ロードマップのフォーマット例
さて、今回はそのロードマップについて、編集部で使用しているフォーマットの一例を掲載します(上図)。
縦に「市場への仕掛け」、横に「組織の体制」という軸を取ったマトリクスの中に、目標とする各フェーズ、現状を書き込み、目標達成の地図を描いていく仕様です。
達成したい目標と、現状を記入する
まずはじめに到達したい未来の目標を一番右上のマスに記入します。この時、日付も入れるのがオススメです。そしてその目標に対して、現状どのような状況であるかを一番左下のマスに記入します。
目標に至るまでのマイルストーンを記入する
次に目標達成までのマイルストーン(段階目標)を記入していきます。現状からの積み上げではなく、目標から逆算して設計することがポイントです。
段階目標を達成するための仕掛けと組織の体制強化施作を考える
段階目標を達成するための仕掛けと組織の体制強化施作を各ステップ毎に設計していきます。
仕掛けとはマーケティング施作やプロモーション、営業戦略など。バリューチェーンで言えば主活動に当たるような要素になります。
組織の体制強化とは、組織体制や人の採用、習得スキル、資金調達などが該当します。バリューチェーンで言えば支援活動に当たるような、組織内部へのアクションのことですね。
ロードマップの作成例
さて、百聞は一見に如かずということで、ロードマップのサンプルを掲載させていただきます。こちらはシステム開発会社のオウンドメディアによるWEB集客企画に関するロードマップです。
規模としては5名以下で運営しているようなイメージですね。ロードマップの書き方がイメージできないという方は参考にしてみてください(あくまで例なので引っ張られ過ぎないように注意)。
ロードマップのテンプレート
今回ピックアップしたロードマップのフォーマット例について、パワーポイントで作成したテンプレートとサンプルのデータを掲載させていただきます。目的に応じて編集し、ご活用ください。
テンプレート:ロードマップ
備考:ロードマップ作成に関するオススメ書籍
本記事で紹介したロードマップの書き方を含め、もう少し詳しくロードマップの概念や書き方について学びたいという方にオススメです。
ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70
こちらは当サイトで紹介している考え方スキルを、ビジネスフレームワークとして整理する形でまとめた一冊です。ロードマップの書き方も掲載しており、周辺の情報と合わせてインプットしたいと考えている方にオススメです。
おわりに
以上、企画書作成に使えるロードマップの書き方とパワーポイントテンプレートについてでした。不明な点やお困りの点などあればお気軽にお問い合わせください。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらの記事も合わせてチェックしてみてください。
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