こんにちは、探究.com編集部です。本日は課題の書き出しやアイデア発想で役に立つ手法「マインドマップ」についての投稿です。
テーマやキーワードからアイデアを自由に広げると同時に思考の整理も進めることができるマインドマップ。今や個人、チームでの活用スキルは必須と言えますね。ぜひぜひチェックしてみてください。
マインドマップについて
マインドマップとは?
マインドマップとは、中心となるテーマやキーワードから連想されるキーワードやイメージを放射状に書き出して繋いでいく手法です。トニー・ブザンが提唱した手法で、アイデアを広げて発想できる、全体像を見える化できるという魅力があります。
マインドマップの活用シーン例
アイデア発想会議や議事録など、ビジネスシーンを中心として利用されますが、今では授業のノートづくりやスピーチのメモ、打ち合わせの内容可視化ツールとし、思考を広げる段階から整理する段階まで、多様なシーンでマインドマップが活躍しています。
現状の課題についてマインドマップを作成すれば課題マップ、アイデア発想でマインドマップを使用すればアイデアマップが出来上がるという訳ですね。
マインドマップの作成手順
中央にテーマを書き出す
マインドマップを使って思考するテーマやキーワードを用意した用紙の中心に書き出します。下図に、本サイトひらめきEXの課題出しを例にして書き出してみます。
文字で書く場合もあれば、アイコンや絵を用いて視覚的に訴求する場合もあります。マインドマップの中心に配置する絵のことをセントラルイメージと呼んだりもします。
メイン・ブランチを書き出す
中央に書き出したテーマから枝を伸ばし、連想されることを書き出します。この中心のテーマから伸びている最初の階層の枝のことをメイン・ブランチと呼びます。
今回だと中央のキーワードから「コンテンツづくり」「人的資源の確保」「目標設定」「オペレーション」という項目をメイン・ブランチとして書き出しています。
サブ・ブランチを書き出す
次に、メイン・ブランチから連想されることを次へ次へと枝を伸ばして繋いでいきます。メイン・ブランチより下の階層にぶら下がる枝のことをサブ・ブランチと呼びます。
例のうち「コンテンツづくり」というメイン・ブランチから、「情報設計」「ネタ出し」というサブ・ブランチが派生し、それらからさらに下の階層に次のサブ・ブランチが派生していくという状況があります。
以降、各ブランチから連想されることを、同じように繋げていく作業を繰り返します。
マインドマップ活用時の注意点
マインドマップは頭の中の全体像を見える化できると冒頭で触れましたが、注意も必要です。マインドマップで可視化した情報は連想によって思いのままに書き出されており、MECEを満たしている訳ではないため、次のアクションへ移る際には情報の整理が必要です。
ロジックツリーや5W2Hなどのフレームワークを用い、必要な状態へ整理してみてください。
マインドマップのパワーポイントテンプレート
今回ピックアップした手法マインドマップについて、パワーポイントで編集可能なテンプレートを作成しました。目的に応じて編集し、ご活用ください。
ただ、パワーポイントでマインドマップを一から作るのは若干非効率ですので、整理してデジタル化する際に利用するくらいのイメージでご活用いただければ。下部にてマインドマップ作成ツールも紹介しています。
テンプレート:マインドマップ
マインドマップ作成ツールX-mind
公式サイト(画像元):XMind8
マインドマップを紙に書き出してたくさん書き始めると、保存しておきたくなることがあります。その際、PCでマインドマップの作成や管理ができる無料のソフト「x-maind」がオススメです。
↑実際の使用画面イメージ。
本記事筆者の私も日常の業務の中で活用させていただいております。フリーで使用できるのでマインドマップを使っている人はぜひ一度チェックしてみてください。
おわりに
以上、アイデア発想にはマインドマップがおすすめについてでした。課題出しやアイデア発想など、頭の中の情報を柔軟に出力したい際は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてお読みください♪
参考書籍:ビジネス・フレームワーク (日経文庫ビジュアル)
参考書籍:知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100
関連記事:アイデアを繋げて発想するブレインライティング!テンプレート付