こんにちは!探究.com編集部です。ユーザーが商品サービスを認知してから購買、共有など行っていく際の体験プロセスを可視化して設計するために用いられる手法「カスタマージャーニーマップ」。
本サイトでも過去に取り上げてきましたが、今回はそのカスタマージャーニーマップの書き出し参考例を、筆者の私自身の購買プロセスを例に掲載してみます。
カスタマージャーニーマップ
カスタマージャーニーマップとは?
カスタマージャーニーマップとは、顧客(アプローチしたいターゲット)の体験プロセスを旅になぞらえ可視化するツールです。
商品サービスの購入やお問合せなど、最終的なゴールを設定し、そこに至るまでの各心理段階・時間軸に合わせて揺れ動く顧客の感情、アプローチする方法や媒体、提供するコンテンツ、KPI(目標値)などを設計し、マップ状に整理します。
カスタマージャーニーマップ作成のメリット
カスタマージャーニーマップを作成することで、ユーザーの心理段階ごとの状況やニーズ(ユーザー目線の情報)を把握できたり、各段階ごとの目標設計と可視化が可能になるなどのメリットがあります。
カスタマージャーニーマップに関する詳細は、下記の記事でも紹介していますのでよければチェックしてみてください。
関連記事:カスタマージャーニーマップの書き方とサンプル、テンプレートを配信
書き出しサンプル(Amazonでのスタンディング購入編)
今回はそのカスタマージャーニーマップの書き出し例をということで、先日筆者の私が購入したスタンディングデスクについて、自分自身を被験体にしてマップを作成してみました(※本来は自分ではなく、ユーザーを観察したりインタビューを行ったりして作成します)。
ちなみに、スタンディングデスクとは下図のようなもので、立った状態でデスクワークができるアイテムのことですね。
デスクワークの「猫背」や「眠気」という問題に悩んでいた私が、ネットでスタンディングデスクの存在を知り、Amazonで購入するに至ったプロセスを書き出しています。
今回はステップを「気になる」「探す」「興味がわく」「比較検討」「購入」としていますが、目的に応じてステップは編集します。
また、今回は縦軸の項目を「ステップ」「タッチポイント」「行動」「思考や感情」としていますが、こちらも目的に応じて編集します。これらの要素に加え、感情曲線などを用いる場合が多いですね(また随時コンテンツを追加します)。
マーケティング施作を設計していく
こうしてマップ状に整理してみると、顧客がどのような動きで購買にたどり着くのか、どこで離脱したり悩んだりするのか、が可視化できます。
マーケティング戦略の立案時は、それらの情報をもとにして、各プロセスにおいてどのような施作(アプローチ)を行っていくのかを考えていきます。
テンプレート掲載
さて、今回ピックアップしているカスタマージャーニーマップについて、パワーポイントで作成しているテンプレートのデータを掲載させていただきますので、よければご活用ください。
テンプレート:カスタマージャーニーマップ書き出し例
なお、冒頭のイメージ図で使用しているスマホやPCなどのアイコンは素材配信サイト「FLAT ICON DESIGN」にてダウンロードして活用しています。
おわりに
以上、カスタマージャーニーの書き出しイメージの例についてでした。今回は一つの書き出し例でしたが、今後ほかの事例も作成して掲載していきたいと思っております。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてお読みください♪
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