スタッフの学習意欲ついて考えるARCSモデル【組織開発系フレームワーク】

こんにちは!探究.com編集部です。今回は部下やスタッフの学習意欲、やる気、モチベーションの向上などを考える際に知っておきたい「ARCSモデル」について投稿しています。

どのようにやる気を高めて維持していけば良いか?と施策を打つ切り口を考えている方はぜひ、ARCSモデルについてチェックしてみてください。

ARCSモデルについて

ARCSモデルとは?

ARCSモデルは、学習意欲を引き出すために「Attention(注意)」「Relevance(関連性)」「Confidence(自信)」「Satisfaction(満足)」の4要素を組み合わせて考えることをまとめたモデルです。

上記4つの要素を満たすことで、学習者は学習意欲を高めることができるという考え方です。教育現場はもちろん、企業においてはスタッフの学習意欲の促進、育成プログラムの設計の際などに、活用できる考え方です。

ARCSの4要素

Attention(注意)

学習者が取り組む課題に対して、「面白そうだな」「ワクワクするな」など、知的な好奇心や探究心を持てるような、働きかけを行うことで、学習意欲の向上に繋がります。

Relevance(関連性)

学習者が取り組む課題に対して「やりがいがある」「学習する意義や意味がある」と感じることができるような要素が関連性を獲得し、学習者の学習意欲を高めることに繋がります。反対に、「課題に取り組む意味が分からない」と感じている状態では、学習意欲が低下してしまいます。

Confidence(自信)

学習者が課題に対して「やればできそう」だと感じさせることが、学習意欲の向上に繋がります。具体的には、目標を小さく分割して、最初の一歩を適切に設定することが必要です。反対に、実現するイメージが持てない状態だと、学習意欲の低下に繋がります。

Satisfaction(満足感)

学習した経験や結果を振り返り、「やってよかったな」と感じることができれば、さらなる学習に取り組もうという「次への学習意欲」に繋がります。達成できたことや、他者の役に立てたことなどを素通りせず、省察します。

ARCSそれぞれの要素を満たす施策を考える

さて、ARCSの概要を簡単に紹介しましたが、このARCSを用いることで、「学習意欲を高めたい」と漠然と考えていた状態から、具体的に4つの側面に切り分けて施策を考えられるようになるというメリットがあります。

上記の注意・関連性・自信・満足感という4つの側面毎に、何ができるか、どのような工夫が必要であるかを考えてみましょう。

フレームのテンプレート

上記のフレームについて、パワーポイントで作成したテンプレートのデータを掲載しています。目的に応じて編集し、ご活用ください。

テンプレート:ARCS

おわりに

以上、スタッフの学習意欲ついて考えるARCSモデル【組織開発系フレームワーク】についてでした。日々の業務へのやる気やモチベーション向上のため、教育プログラムづくりのため、様々な場面で活用できる汎用的な考え方かと思います。

ぜひARCSの4つの要素を意識して、スタッフやチームメンバーの学習意欲について考えてみてください。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらの記事も合わせてチェックしてみてください。

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