こんにちは!探究.com編集部です。本日はメンバーの状況に応じた育成方針を考える際に便利なWill/Skillマトリクスについての投稿です。
人事担当者、スタッフ育成を考えている方などはぜひチェックしてみてください。
Will/Skillマトリクスについて
Will/Skillマトリクスとは?
それぞれ異なる状況にあるメンバーに対して、同じように育成施策を施しても上手くいきません。個々に相応しい育成施策や働きかけを行うことが、個人はもちろん、組織としての総力向上に繋がります。
そこで役に立つのがWill/Skillマトリクスで、「やる気(Will)」と「能力(Skill)」で構成されるマトリクスを用いて、メンバーの状況を把握するためのフレームワークです。
4つの状況に分類
やる気があり能力も高い右上の象限に位置する状況のメンバーには、ある程度の権限と業務を委任することが重要です。やる気はあるが、能力が不足しているメンバーに関しては、適切な指導が必要となります。
能力は高いがやる気が低い右下の象限、この状況にあるメンバーには、モチベーションを高める働きかけや、インセンティブを与える仕組みづくりを行い着火する必要があります。
そしてやる気も能力もない状況のメンバーには、命令的姿勢でひとまず強制的に業務を遂行してもらい、その中で成果を上げるという体験の中でやる気の向上やスキル習得を促していきます。
<注意点>
能力については比較的に把握しやすいのですが、やる気の有無については表面的だけ見ていても分からない点も多いため注意が必要です。やる気がなさそうに見えても、そこに何かしらの理由があったり、環境に問題があるという場合もあります。個別の対話を通じて、言動の裏側に何があるのかを共有していくことが重要です。
Will/Skillマトリクスの活用手順
メンバーの状況を整理する
各メンバーの現状を整理していきます。マトリクス上に配置することでメンバーのポートフォリオを把握することが可能です。
上記のMEMOにも書いたように、やる気については個人個人の内面にある要素に注目しながら情報を集めていきます。
各メンバーへの働きかけ方を考える
次に、各メンバーに対してどのような育成方針を取っていくのか、また、具体的にはどのような働きかけを行っていくのかを考えます。それぞれの状況と、性格や特性などを考慮して考えていきましょう。
フレームのテンプレート
今回ピックアップした「Will/Skillマトリクス」について、パワーポイントで作成したフレームのテンプレートを掲載しています。目的に応じて編集し、ご活用ください。
テンプレート:Will/Skillマトリクス
おわりに
以上、メンバーに合わせた育成方針を考えるWill/Skillマトリクスについてでした。メンバーのやる気をどのように高めていくのか?という問題、これについてはまた別の機会で記事をアップしていきたいと考えています。
ひとまず、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらの記事も合わせてチェックしてみてください♪
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