アイデア発想フレームワーク「欠点列挙法」を活用したヒアリングシート【テンプレート】

こんにちは!探究.com編集部です。今回はアイデア発想フレームワークの「欠点列挙法」を活用したヒアリングシートのフォーマットについての投稿です。

パワーポイントのテンプレートデータも掲載していますので、ヒアリングシートの実施を検討している方、あるいは自社の商品サービスを分析したいと思っている方はぜひチェックしてみてください。

欠点列挙法を活用したヒアリングシート

欠点列挙法とは?

欠点列挙法とは、既存の商品やサービスの不満点や不足点といった「欠点」を列挙し、その欠点を改善するためのアイデアを考える手法です。今回は、その欠点列挙法を自社内のメンバーだけで行うのではなく、顧客に声を聞くためのフォーマットを掲載しています。

詳細:アイデア発想のフレームワーク希望点列挙法と欠点列挙法

欠点列挙シート

アイデア発想フレームワーク「欠点列挙法」を活用したヒアリングシート【テンプレート】

意見を募集するテーマを設定し、欠点として出てくる要素を羅列していくシンプルなフォーマットです。

例えば例として「自社の運営するカフェ事業への不満」をテーマとして、顧客へのヒアリング、アンケートを通して「閉店時間が早い」「料金体系が分かりづらい」といった欠点を収集します。

アイデア発想フレームワーク「欠点列挙法」を活用したヒアリングシート【テンプレート】

一通り欠点を収集できたら、その中から重要な要素や緊急度の高い要素をチェックし、改善するためのアイデア発想へと入ります。

顧客の声に振り回されすぎてもいけない

顧客の声を聞いて、改善策を考えていくことはとても大切なことですが、「顧客の声を全て鵜呑みにする」というのは危険な状態です。顧客 1人の声に対応するが故に、他の99人にとっての満足を損なってしまう可能性があるからです。

例えば「メニューが少ない」というのは、確かにその声の主にとっては不満点かもしれませんが、他のある人にとっては、「シンプルなメニューが好き」という良い点であるかもしれません。

もし自社として後者の人に向けて「シンプルで分かりやすいメニュー」を戦略的に考えているのであれば、「メニューが少ない」という声の受け取り方、対応策については「メニューを増やす」ではなく、「シンプルさを重視しているコンセプトをもっと分かりやすく伝える」といった方向性になるでしょう。

自分たちが持っている戦略や意図、仮説、顧客の全体と部分を意識して、一つ一つの声に向き合っていくことが重要です。

フレームのテンプレート

今回紹介した欠点列挙法を活用したヒアリングシートのフォーマットについて、パワーポイントで作成したデータを掲載しています。目的に応じてアレンジし、ご活用ください。

テンプレート:ヒアリングシート

おわりに

以上、アイデア発想フレームワーク「欠点列挙法」を活用したヒアリングシート【テンプレート】についてでした。欠点列挙法を活用する際、自分たちの目線だけでなく、顧客の視点を大切にすることが、より効果的な活用につながりますね。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてチェックしてみてください。

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参考書籍

発想法入門 (日経文庫)

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