アイデア発想で使える4つのアナロジー思考(類推思考)【思考法】

こんにちは!探究.com編集部です。アナロジー思考(類推思考)とは、似ている物事からヒントを得て発想する推論的な思考法です。例えば鳥が飛ぶ様子からヒントを得て、飛行機の構造を考えるといった思考です。

今回は、そのアナロジー思考の中でも代表的な4つの種類について紹介します。思考の幅を広げたいと考えられている方などはぜひチェックしてみてください。

アナロジー思考(類推思考)をアイデア発想に活用する

ダイレクト・アナロジー

ダイレクト・アナロジーとは、思考対象となる物事に類似する他の物事から要素を応用して発想する直接的なアナロジーです。

ダイレクト・アナロジーの思考手順としては、まず思考の目的となる対象として「ターゲット課題」を設定し、ターゲット課題の持つ要素を分解。その要素の持つ特性と類似性のある物事を「ベース課題」として設定し、ベース課題の持つ特性をターゲット課題に応用します。

ダイレクト・アナロジーの考え方については、下記の記事で紹介している例も参考にしてみてください。

似ている物事からヒントを借りる思考法「類推思考/アナロジー思考」【アイデア発想】

パーソナル・アナロジー

パーソナル・アナロジーとは、自分自身がその思考対象そのものになりきって考える思考法です。擬人的類推とも呼ばれています。例えば机のアイデアを考えようとするとき、自分自身がもし机だったら何を感じるだろうか、どうして欲しいだろうかといった主観的な視点に立ち、アイデアを考えます。

シンボリック・アナロジー

シンボリック・アナロジーとは、課題の中で重要な部分を抽象化し、そこから類似性のある物事を探して類推を行う思考法です。置かれている状況を抽象化した際、歴史上の出来事や生物の進化の過程などで参考にできる要素がないかを探して発想を展開します。

ファンタジー・アナロジー

ファンタジー・アナロジーとは、既存の状況や前提に囚われずに理想とする物語を空想で描き、その物語からヒントを得てアイデアを発想する思考法です。ファンタジー・アナロジーを行う際には、既存の前提に囚われない設定の物語を考えられるかがポイントとなります。物語の考案が難しい場合は、小説や映画から類推することも可能です。

おわりに

以上、アイデア発想で使える4つのアナロジー思考(類推思考)【思考法】についてでした。引き続き、アナロジーについての考え方については記事を更新していきたいと思っております。

それではひとまず、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。アイデア発想に関して、よければこちらも合わせてチェックしてみてください。

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