マーケティング施策を考える上で知っておきたいフレームワーク「AISAS」

こんにちは!探究.com編集部です。今回はマーケティングや広告について考える上で知っておきたい「AISAS」についての投稿です。顧客とのコミュニケーション設計を担当する機会のある方は、ぜひチェックしてみてください。

AISASについて

AISASとは?

顧客が消費行動を行う際のプロセスをモデル化した「AIDMA」。これを時代の変化に合わせて発展させたのが「AISAS」です。

マスマーケティング・デジタルマーケティング時代に突入し、顧客自身が情報を比較・シェアするようになった時代において、消費者の行動プロセスを考える上で、口コミやソーシャルメディアでの情報の波及などを含意する必要が出てきました。そこで考え出されたのが「認知・興味関心・調査・行動・共有」で構成される「AISASモデル」で、これは株式会社電通によって提唱されました。

AISAS
Attention(認知)
Interest(興味関心)
Search(調査)
Action(行動)
Share(共有)
※AISASは株式会社電通の登録商標です

Attention(認知)

まず最初の「認知」の段階。これは企業などの組織が提供する情報に顧客が「出会う」段階です。広告やチラシ、店舗のディスプレイ、あるいは営業によって、どんな媒体を通じて顧客と出会うかを考え設計します。

Interest(興味関心)

次に、認知した顧客がその情報に興味を持つかどうかの段階。情報を認知しても、面白いと思わなければ、素通りしてしまいます。面白いと思ってもらえるかどうか、自分ゴトとして捉えてもらえるかどうかを考え設計します。

Search(調査)

触れた情報に関心を持った場合、次にその情報を詳しく調べる調査の段階があります。商品のレビューを確認したり、販売価格が適性がどうかをチェックするなどです。スマートフォンやSNS、個人のブログが普及した結果、この調査の段階で、多面的な様々な情報に顧客がリーチできるようになっています。

Action(行動)

情報を認知し、関心を持ち、調査をして安心や確証を得た顧客が実際に商品の購買などの「行動」に移る段階です。

Share(共有)

最後に、自分が体験した商品やサービスに関して共有する段階。良かったこと、悪かったことについて顧客それぞれが発信します。どのようにしてファンになってもらい、商品やサービスの魅力を共に広めていける仲間を増やしていけるかを考え設計する必要があります。

おわりに

以上、マーケティング施策を考える上で知っておきたいフレームワーク「AISAS」についてでした。認知から共有に至るまで、スマートフォンを通じて様々に多様なタッチポイントで情報に触れていることを考慮しているのが特徴と言えるでしょう。マーケティングや広告、顧客とのコミュニケーション戦略を考える際にはぜひ、意識してみてください。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてお読みください。

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