メンバーの成長を促す!フィードバックシート活用方法【フィードバックシートのサンプル掲載】

こんにちは!探究.com編集部です。本日は部下やスタッフ、メンバーの成長を促す際にポイントとなる「フィードバック」についての投稿です。

今回は、ミーティングや個別面談の場面で活用する「フィードバックシート」にエッセンスをまとめる形で紹介しています。マネジメント層の方や、リーダー層の方はぜひチェックしてみてください。

フィードバックシートについて

フィードバックとは

スタッフの育成を考える上で、近年注目を集めているワードに「フィードバック」があります。フィードバックとは、「対象者(部下やスタッフなど)の目標達成を支援する目的で、良い面悪い面の双方を踏まえ、現在の状況を伝えて明らかにしていくこと」です。

日常の活動の中で、自分の成長や目標までの現在地を、自分自身で正しく把握することは難しいため、他者からのフィードバックが必要になります。

メンバーの成長を促す!フィードバックシート活用方法【フィードバックシートのサンプル掲載】

フィードバックを行う側は、現状の正確な把握を行うために、対象者に問いかけを行い、状況の明確化、意味づけを促します。良い点を共有しつつ、言いづらい点にもきちんと踏み込み、より良い状態を共に作って行こうという姿勢が大切です。

本記事では、対象者との個別面談のシーンで活用できるフィードバックシートのフォーマット例と、活用手順を紹介します。

フィードバックシートの活用方法

メンバーの成長を促す!フィードバックシート活用方法【フィードバックシートのサンプル掲載】

まず、上図の様なシートを用意します。シート左側がやったことの振り返り、右上が意味づけ、右下が今後に向けたアクションの設定という大まかな構成になっています。

やったことを振り返る

メンバーの成長を促す!フィードバックシート活用方法【フィードバックシートのサンプル掲載】

まず最初に、業務や活動において、実際に何をやったのか?何が起きたか?その時々、何を感じていたか?(どんな気持ちだったか?)という情報を振り返ります。

事象に対して状態的な情報(この様なことをした、この様な状態だったなど)と、実際の成績や結果などの定量的な情報、双方から振り返りを行います。

メンターを務める役割に立つ場合は、質問しながらやったことを深掘りしていくサポートを行います。その際、フィードバックシート左下のチェック項目を活用し、多面的に振り返るための切り口を探してみてください。

そこから得た学びを振り返る

メンバーの成長を促す!フィードバックシート活用方法【フィードバックシートのサンプル掲載】

実際にやったことの中から、良かったことや、そこから得た学びを振り返ります。本人が自分自身で学びに気づく内容もあれば、自分自身ではそれが学びであることに気がつかない場合もあります。

対話の中で、成長したポイントや学びのポイントを言語で返して、可視化していく作業が必要です。

問題点や改善点を書き出す

メンバーの成長を促す!フィードバックシート活用方法【フィードバックシートのサンプル掲載】

やったことや学びを振り返った中から、今後改善すべき要素や、さらに良くするための工夫点などを書き出します。

次回のアクションを考える

メンバーの成長を促す!フィードバックシート活用方法【フィードバックシートのサンプル掲載】

次に挑戦すること、今後の姿勢などを設定します。全体を通じて、対象者への問いかけを重視しますが、改善点や次への行動計画を考える際には、適切な情報提供や設計支援を行うことも重要な役割となります。

フレームのテンプレート

今回ピックアップした「フィードバックシート」について、パワーポイントで作成したフレームのテンプレートを掲載しています。必要に応じてダウンロードし、ご活用ください。

テンプレート:フィードバックシート

おわりに

以上、メンバーの成長を促す!フィードバックシート活用方法【フィードバックシートのサンプル掲載】についてでした。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらの記事も合わせてチェックしてみてください。

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