こんにちは!探究.com編集部です。今回は企画書や提案書などの資料作成でポイントとなる、「図解」についての投稿です。
以下では、パワーポイントで作成した図解のサンプルデータを掲載しています。企画書や提案書、プレゼン資料などにご活用ください。これから企画書を作成される方は、企画書の基本構成も合わせてチェックしてみてください。
図解のメリット
企画書で図解を取り入れるメリット
たくさんの情報量を整理して書き込むことができる
まずはじめに、なぜ図解を企画書や提案書で利用するのか?について。それは一言で言うなら、図解を用いた方が情報を正確かつ分かりやすく伝えることができるからに他なりません。
文章ばかりで説明されている企画書は、読み手からすると情報が分かりづらいです。文字よりも図解、図解よりも写真、写真よりも動画。という順番で伝えられる情報量と複雑さは上がっていきます。
図解表現によって情報の関係性を伝えることができる
加えて、図解表現のポイントは情報と情報の関係性を瞬時に伝えることができるという点です。企画書はただ時系列に情報を並べれば良い資料ではなく、関係性や順序、構造を表現する必要があるため、この点はとても重要です。
今回は、企画書を作成する際に良く登場する、基本的な図解のタイプとテンプレートを配信していきたいと思います。
企画書作成に使える図解表現の主な種類
対比図
2つ以上の情報を比較して見せることができます。例えば上図の様な左右の比較図。本サイトでもプロコン表として度々登場する図解の形ですね。
上図は中央に比較要素を記載した表形式の比較図。ビフォーアフターを比較したり、プランAとBを比較したりなど、私たちの触れる情報の至る所で登場するパターンの図解表現です。
ツリー図
ロジックツリーで定番のツリー図表現。情報の階層を表現することができます。上位概念と下位概念を整理することができるため、ひらめき編集部では課題整理やアイデア整理の場面で多用しています。
企画書や提案書に落とし込む際にも、整理した情報をそのまま相手に見せることができ、とても便利な図解表現です。
ピラミッド
商品ピラミッドや顧客ピラミッドなど、ピラミッド表現を用いることで、情報の階層を可視化することが可能。
また、チームや組織のビジョンなどをピラミッド表現で見せることなどもあり、情報の重要度や方向性を表現することも可能。
ステップ図
ステップ図を用いることで、物事の順序や道筋を表現することができます。ブロックを並べたり、矢印型の図解が活用されたりします。
例えば矢印の図解表現というのは上図の様なものですね。展開ステップや流れなど、時系列の情報を分かりやすく見せたりする際に便利な図解表現です。
サイクル図
サイクル図を用いることで物事の循環を表現することができます。ビジネスマンで言えばPDCAのサイクルなどがイメージできますね。
マップ・領域
情報の分布や範囲、重なり、特徴の違いなどを表現することができます。円やマトリクスなどが用いられることが多く、ビジネスフレームワークとしては「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント」や「ポジションニングマップ」などが有名な例ですね。
上図は一般的にベン図と呼ばれる、領域の重なりを表現する図解表現。ベン図自体は2つの円の重なりですが、3つの円を重ねた「3C分析」なんかが定番ですね。
チャート図
物事の流れや関係性、フローを表現する際に用いられる図解表現のチャート図。工程管理や業務フローの管理の際などに活用します。GTDなどの形で一個人で用いることも多いですね。
図解のサンプルデータ
図解表現のサンプルデータを配信しています
本記事でここまでにピックアップしてきた図解表現について、パワーポイントデータで編集できるデータを添付させていただきます。用途に応じてご活用ください。
テンプレート:企画書に利用できる図解表現
なお、今後も図解表現についてはコンテンツを追加していく予定です。こんな図解が欲しい!こんな時に使える図解が欲しい!などなど、リクエストがあればお寄せいただけると喜びます!
編集後記
図解について学べる参考本
さて、今回は企画書や提案書などの資料に利用したい図解表現について触れてきました。もう少し掘り下げて学びたい!という方にオススメの書籍をピックアップさせていただきます。
図で考える。シンプルになる。
インフォグラフィックエディターの櫻田氏が手がける「図で考える。シンプルになる。」。情報の関係性を捉えるための図解力トレーニング入門書としてオススメの参考本。数ある図解表現を大きく7つのパターンに分類して解説しています。
おわりに
以上、【企画書の書き方】図解のメリットとパワーポイントサンプルについてでした。本日もここまでお読みいただきありがとうございました。なお、図解表現については、下記の情報についても合わせてチェックしてみてください♪
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