こんにちは!探究.com編集部です。今回はスタッフのモチベーションや動機付けについて考える際に活きる「X理論・Y理論」についての投稿です。スタッフやチームのモチベーションに関する課題を抱えている方は、ぜひチェックしてみてください。
X理論・Y理論について
X理論・Y理論とは?
X理論・Y理論とは、マクレガーによって提唱されたモチベーションに関する理論です。
X理論
X理論では、人は基本的に仕事が嫌いであり、責任を避けたがるものであると考えます。よって、命令による強制的な行動や、報酬や罰を与えることによって効率的に業務が進行するよう施策を講じます。
Y理論
Y理論では、人は本来仕事をすることに対して創造的であり、自らの目標を達成することに対して意欲的であり、楽しむものであると考えます。よって、効率的に業務を進行するには、チャレンジングで責任のある仕事を任せたり、権限を与える施策を講じることが有効とされます。
X理論・Y理論に沿って施策を考える
人によって、仕事に対してどのような態度や前提を持っているかは違います。また、同じ人物でも時と場合によって、仕事に対する捉え方は変わりもします。よって、X理論的な考え方が必要となる場合、Y理論的な考え方が必要となる場合があります。ポイントは、こうした2つの側面があるということを意識し、その両方から問題点の分析、解決策の発想を行うことです。
X理論・Y理論に関連する理論
マズローの欲求5段階説
人の抱く欲求には大きく分けて「物質的欲求」と「精神的欲求」の2つがあり、それらをさらに細かく生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、尊厳欲求、自己実現欲求の5つに分け、欲求の段階をまとめたのがマズローの欲求5段階説です。
そのほか、人やチーム、組織の問題に関する思考を加速させるフレームワークや理論について、下記の記事で紹介しています。
組織や人に関する問題解決で使えるビジネスフレームワーク21【組織開発】
動機付け・衛生要因
人のモチベーションに影響を与える要因には、満たされることで仕事に対する満足を得られる「動機付け要因」と、満たされないことで不満足を生み出す「衛生要因」があると考えるのがハーズバーグによって提唱された動機付け・衛生要因です。
スタッフのモチベーションを考える際に知っておきたい衛生要因・動機付け要因
おわりに
以上、スタッフのモチベーションについて考える際のヒントとなるX理論・Y理論【マネジメント】についてでした。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。