こんにちは!探究.com編集部です。今回は、目標設定や未来のアクションを考える際に押さえておきたい「What・Why・How」についての投稿です。
何となくで目標を設定して、ズルズルと空中分解することがあるという方はぜひチェックしてみてください。
「What・Why・How」を押さえる
目標を考える際、「何をするか(What)」を考えるだけで終始してしまうことがあります。意義のある目標を設定し、実際にその目標を達成していこうと思った時、「何をするか(What)」だけではなく「Why(何のためにするのか)」「How(どのように行うか)」を合わせて考えることが重要です。
What:何をするのか
まず、何をするのか。実際に実行しようとすること、つまり焦点を合わせるかを明確にするということです。例えば「年内にオウンドメディアを立ち上げる」「インターン生を募集する」といった内容を設定するイメージです。
Why:何のためにするのか
何をするのかに加えて、考えたいのがこの「何のためにするのか?」についてです。実行する内容の「目的」や「メリット」について考える工程です。慌ただしい日々の中で、目的の認識をしっかりと行う間がなくただただ「何をするか」「どう実行するか」だけに目が行ってしまいがちですが、この「Why」が明確になっていないと、上手くいかない苦しい時、状況(前提)が変わった時にぶれてしまったり座礁してしまいます。
そもそも何が目的なのか?を明確に考えておくことで、目標達成に向けたアクションを持続的に実行・改善していきやすくなります。例えば「年内にオウンドメディアを立ち上げる」という目標があるのであれば、それは一体何のためにあるのか?を考えておく必要があるという訳です。
How:どのように行うか
何をするか、何のためにするかを考えたら、最後にそれをどのように実行するのか?という具体的な行動内容を考えます。Howで考える内容が具体的な行動内容となり、時間軸の要素を加えればスケジュールを作成することができます。
目標設定に活用できるビジネスフレームワーク
目標設定の際に意識しておきたい「What・Why・How」について触れてきました。目標設定やアクションを考える際にはぜひチェックしてみてください。なお、目標設定について考える際にフレームワークを用いて精度を高めるのも良いでしょう。以下、目標設定の際に活用したいフレームワークを3つ掲載しておきます。
SMART
SMARTとは、目標を磨いて明確化する際に役立つフレームワークです。Specific(具体的か?)、Measurable(測定可能か?)、Achievable(達成可能か?)、Related(経営目標/上位目標に結びつくか?)、Time-bound(時間制約があるか?)の頭文字を取ってSMARTと呼ばれます。
KPIツリー
達成したい目的を中間指標となるKPI(重要業績評価指標)に分解し、進捗の定量的な測定、改善を行えるようにしたフレームワークがKPIツリーです。KPIツリーを作成し、細かく指標設定と計測を行うことによって、具体的な施策の設計と改善ができるようになるというメリットがあります。
役割・目標・責任を明確化するKPIツリーの作り方【例を用いて紹介】
ロードマップ
ロードマップとは未来の目標へ到達するためのステップを示した進行(予定)表のことです。目標とする場所に到達するまでの道のりを、時間やコスト、必要な資源、などを加味してプロセスを可視化、共有するために用いられます。
企画書作成に使えるロードマップの書き方とパワーポイントテンプレート
おわりに
以上、目標設定を行う際には「What・Why・How」を考えるについてでした。今回は「目標設定」をテーマにしていますが、何事においても「What・Why・How」をしっかりと押さえていくことは重要です。ついつい「What」や「How」だけに目がいきがちですが、Whyを含めた3つの要素を考えられるように意識してみてください。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらの記事も合わせて読んでみてください。
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