組織の変革を考えるレヴィンの変革プロセス【組織開発系フレームワーク】

こんにちは!探究.com編集部です。今回は組織変革について考える際に参考になる「レヴィンの変革プロセス」についての投稿です。

組織を変えていきたいと考えている人、マネジメントを担当している人などはぜひチェックしてみてください。

レヴィンの変革プロセスについて

レヴィンの変革プロセスとは?

レヴィンの変革プロセスとは、社会心理学者のレヴィン氏が提唱した、3段階の組織の変革プロセスのことです。具体的には、組織の変革は「解答(Unfreezing)」「変化(Moving)」「再凍結(Refreezing)」の3つのプロセスを経て行われるというものです。「レヴィンの変革モデル」とも呼ばれます。

組織の変革を考えるレヴィンの変革プロセス【組織開発系フレームワーク】

解凍

組織変革の必要性をメンバーに周知し、従来の組織体制、業務プロセス、関係性、システム、あるいは既存の考え方やマインドセットを崩すプロセス。解凍のプロセスでは、組織を変革させる必要性やビジョンを明確化して浸透させるため、メンバーとのコミュニケーション、有力なメンバーの巻き込みが必要とされます。

変革

新しい体制や業務プロセスを実行するための具体的なアクションを促し、実際に組織のあり方を移行していくプロセスです。変革の段階では、ビジョンなどの抽象的なレベルでの共通認識に加え、実際に行動を起こすための現場レベルでの具体的な情報の明文化が必要となります。

再凍結

変革した内容を組織に定着化し、習慣になるまで落とし込むプロセス。仕組みづくりや評価制度の適用、環境整備、後進の教育を行なっていく必要があります。

おわりに

以上、組織の変革を考えるレヴィンの変革プロセス【組織開発系フレームワーク】についてでした。なお、組織の変革プロセスについて考える際、今回紹介している「レヴィンの変革プロセス」に加えて、コッターの「変革の8段階」についても知っておくと、より細かく具体的な施策を考えて打ち出していくことができます。

コッターの「変革の8段階」
1.危機意識を高める
2.変革推進チームをつくる
3.適切なビジョンを掲げる
4.ビジョンを周知徹底する
5.自発的な行動を促す
6.短期的な成果を実現する
7.さらに変革を進める
8.変革を根づかせる

もう少し具体的なプロセスを軸にしてみたいという場合は、こちらの記事も参照してみてください。

関連記事:組織変革について考えるコッターの「変革の8段階」

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。組織の変革や問題解決について考える際、こちらも合わせてチェックしてみてください。

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