こんにちは!探究.com編集部です。今回はマーケティング調査や分析を行う際、あるいは当サイトで配信している分析系のビジネスフレームワークを用いる際に持っておきたい4つの視点についての投稿です。
分析の手法を勉強してみたいと考えている方、これから調査や分析を行おうとしている方はぜひチェックしてみてください。
分析の際に持っておきたい4つの視点
視点①:自社

まずはじめに持っておきたいのは「自社」に対する分析の視点です。自社の存在理由や目標に対して、今どんな状況にあるのかを知る必要があります。マーケティング用語では、この自社分析のことを「内部分析」とも呼びます。
視点②:顧客(市場)

次に、自社が価値を提供する相手である「顧客」についての視点が必要です。どのような人物や組織に価値提案するのかという顧客のプロファイル、そしてそのような顧客がどの程度存在するのかという市場規模や市場の特性について分析します。
視点③:競合

そして、同じ顧客(市場)に対して価値提案を行なっている「競合」についての視点も必要です。どのような競合がどの程度存在しているのか、競合はどのような戦略をとっているのかといった情報を分析します。「自社」を「内部環境」と呼ぶのに対し、「顧客」と「競合」の2つを合わせて「外部環境」と呼びます。
なお、競合には直接競合と間接競合が存在します。例えば自社がラーメン屋で昼食時のビジネスマンをターゲットにしていた場合、同じようなラーメン屋は直接的な競合となりますが、定食屋や社員食堂、コンビニ弁当などが間接競合となるイメージです。
覚えておきたい基本ビジネスフレームワーク「3C」

さらに補足的な内容として、自社・顧客・競合の3つの視点で分析を行う手法を「3C」分析と呼びます。マーケティングを考える上ではこの3Cは欠かせません。3Cに関する詳細は下記の記事を参照してみてください。
関連記事:3C分析のテンプレート
視点④:マクロ環境

そして自社・顧客・競合を取り巻く世の中についての視点として「マクロ環境」があります。世の中や時代という大きな括りで見たとき、何が求められているのか、どのようなトレンドや変化があるのかといった情報を分析します。マクロ環境を分析する際の代表的な手法としてはPEST分析がありますので、よければこちらも合わせてチェックしてみてください。
関連記事:PEST分析テンプレート配信
内部環境、外部環境、そしてこのマクロ環境の視点を持って分析を行うことを「環境分析」とも呼びます。

マーケティング調査・分析を行う際は、①自社、②顧客(市場)、③競合、④マクロ環境の4つの視点を意識してみてください。
関連記事:マーケティングの基本要素を押さえるフレームワークSTP
おわりに
以上、環境分析の際に持っておきたい基本的な4つの視点【分析系ビジネスフレームワーク】についてでした。これらの視点を持ちながら分析を行い、自社の取りうるポジションを検討していくのがマーケティングの基本の流れです。
自社のポジショニングについては下記の記事にお進みください。
関連記事:マーケティングの基本要素を押さえるフレームワークSTP
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。分析系のビジネスフレームワーク関して、こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいませ♪