価値の作り方・届け方を考えるマーケティング思考【思考法】

こんにちは!探究.com編集部です。今回は思考法カテゴリ記事として、「マーケティング思考」について投稿してみたいと思います。マーケティング担当者はもちろんですが、あらゆる職種において「マーケティング」の考え方は重要になってきていますよね。

「マーケティング」という言葉は普段よく耳にしますが、改めて一度その意味や考え方について考えてみたいという方はぜひチェックしてみてください。

マーケティング思考について

マーケティング思考とは?

マーケティングとは、企業を代表とする組織が行う「顧客が求める商品やサービスを作り、それを顧客のもとに届け、顧客がその価値を得られるようにするための活動」全般を総称する概念です。マーケティングの定義については様々な定義ありますが、日本マーケティング協会では以下のように定義しています。

企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公平な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動
引用:公益社団法人 日本マーケティング協会HP

マーケティング担当者はもちろん、何かしらの価値を提供する動きの中に関わる以上、全ての人が持っておきたい考え方、持っておくことで問題解決のヒントになる考え方と言えるでしょう。

目的や時代の変化に合わせて、様々なマーケティングの手法が開発されており、ここでその一つ一つを深掘りすることはできませんが、「誰に・どんな価値を・どのようにして提供していくか」という根幹にある問いを、頭の中に持っておくことは共通して重要です。

以下、マーケティングを考える際の一つの流れを紹介しています。日々の業務や企画を考える際、「価値の届け方」に関する思考を織り交ぜて発想してみましょう。

マーケティングを考える流れの例

マーケティングについて考える流れの一つとして、下図のようなプロセスがあります。これはマーケティングの代表的なフレームワークの一つであり、この流れを大枠の流れとして考えると、マーケティング基本要素を考えていくことができます。

まず、環境分析を行い市場の情報を集めます。この時、分析の視点としてはマクロとミクロを意識します。マクロとは、世の中全体の動きやトレンド、市場全体の動きなどを指します。ミクロとは、自社の動きや顧客の情報を意味します。(この辺りについては環境分析の記事も合わせて参照)

調査を基に市場を分割し(セグメンテーション)、分割した市場の中で狙う市場を決め(ターゲティング)、その市場の中でどのような立ち位置に立って事業を展開するかを決める(ポジショニング)という流れで考えます。その上で、マーケティング・ミックスと呼ばれる4Pの設計を行い、実施・改善していきます。

こうした流れはマーケティングのあくまでもほんの一部ですが、このように、価値づくり、価値の届け方について考えることを広義の意味で、マーケティング思考と言えるでしょう。ぜひ、様々なマーケティング思考法について触れてみてほしいと思います。

おわりに

以上、価値の作り方・届け方を考えるマーケティング思考【思考法】についてでした。マーケティング思考を行う過程で、人を知る、世の中のことを知る、あるいは知ろうとする、その楽しさ(と同時に難しさ)に触れられると良いですね。

問題解決を加速させることはもちろん、日々の生活を楽しくする思考法であると思っています。それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。

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