モヤモヤした時に試したい!課題整理の手順※フレーム付

こんにちは!探究.com編集部です。本日は弊社が定期的に開催している課題整理セミナーの内容をザクッとまとめる形で、課題整理の方法について投稿しています。

ちょっと最近頭の中がモヤモヤしているなぁ…という方、最近同じことばかり考えていて前に進んでいないなぁ…という方はぜひ、本記事をチェックしてみてください。

 この記事の流れ

①課題抽出
 ・課題のブレスト
②課題整理
 ・グルーピングする
 ・ロジックツリーに整理する
③解決策+アクションプラン
 ・中長期的な優先順位
 ・アクションプランへ落とし込む

①課題抽出

課題のブレスト

現状抱えておられる問題課題をブレストします。付箋1枚につき1つの課題を書き出していきます。ここではあまり難しいことを考えず、まずは頭に浮かぶ課題を出し切ることがポイントです。

この段階で付箋の量(書き出した課題の量)が少ないと、整理して深堀することができません。付箋の量が最低20枚を超えるあたりまでは書き出してください。この時、書き出した課題を具体的に考えたり、もう少し抽象的に考えたりしてみると書き出すことができます。

また、後に課題整理を行うことを考えると直接紙に書き出すよりも、貼ったり剥がしたりして動かせる付箋に書き出すのがおすすめです。

※付箋は100円均一などでも購入可能ですが、移動させるために貼り直しの可能な強粘着タイプの付箋がオススメです。

②課題整理

グルーピングする

書き出した課題を整理してグルーピングするという作業を行います。似たような課題、関連する課題、紐づく課題を集め、課題群に名前を付けてグループを作成します。

抜け漏れかぶりのないように課題を整理します。この段階で自分の書き出した課題に偏りが見られる場合もあるので、その場合は思考が足りていなかった部分を書き出して加えてください。

ロジックツリーに整理する

グルーピングされた課題のマップを見ながら、課題のロジックツリーを作成していきます。課題のロジックツリーを作成することによって、問題や課題の「階層」や「関係性」を明確化できるというメリットがあります。

部分的な課題を解決しても、根幹にある課題を解決できなければまた同じことの繰り返しに…というのは事業を運営されておられる方なら経験されたことがあるはず。そうならないためにここで一度、課題を階層別に整理し、「一番根っこの問題は何か?」を見つけ出していきます。

テンプレート:ロジックツリーのパワーポイントテンプレートはこちら

③解決策の設計

大枠の優先順位決定

課題の一覧、課題の階層を整理したロジックツリーを手元に持ちながら、「どの課題から解決していくか?」を考え、中長期的・短期的な優先順位決定を行っていきます。

自社の置かれている状況や割けるリソース、得られる効果の大きさなどを考慮しながら、着実に実行できるプランを最初の突破口をどこにするかを考えます。

ロードマップを作成する際は、日付目標と達成目標を記入できるようにします。数字を入れていくことで具体的に動きが始まるからです。

テンプレート:ロードマップのパワーポイントテンプレートはこちら

優先順位の決定が難しい…という場合は、「緊急度/重要度マトリクス」や「実施難易度/効果マトリクス」などの意思決定ツールを活用し、多面的に課題を分析して優先順位決定するのも有効です。マトリクスについては下記の記事を参考にしてみてください。

関連記事:重要度/緊急性マトリクスのテンプレート配信中

アクションプランへ落とし込む

課題整理、そして優先順位決定までが完了したら、いよいよ実際に行動していくための具体的なアクションプラン・スケジュールを作成していきます。誰が何をいつぐらいにやるのか?をアクションプランシートに落とし込みます。

アクションプランimg1

アクションプランシートを共有しながら、各自が自分のスケジュールの中に細かいタスクを落とし込んでいくことになります。アクションプランシートよりもう一層、タスク管理に寄ったガントチャートを活用するのも有効です。

テンプレート:アクションプランシートのエクセルサンプルデータはこちら

振り返り

さて、ひとまず本記事で扱う課題整理の方法については以上となります。ここまでの課題整理の手順を振り返ると以下のような流れになります。

課題整理の手順
①課題抽出
 ・課題のブレスト
②課題整理
 ・グルーピングする
 ・ロジックツリーに整理する
③解決策+アクションプラン
 ・中長期的な優先順位
 ・アクションプランへ落とし込む

①〜③の流れを着実にじっくりと実践すれば、課題の全体像と解決するためのアクションプランが手元に出力されることとなります。定期的に自社の課題を見つめ直す方法としてご活用いただければ幸いです。

なお、本記事の課題整理の流れは一つの例となります。状況や課題、規模などに合わせて各ポイント毎に工夫してご活用いただければと思っています。

課題整理セミナーの開催について

弊社アンドの仕組み化プロジェクト部門では、本記事でご紹介した内容を中心として、定期的に課題整理セミナーを開催しています。

内容としては、本記事でピックアップした課題整理の方法を対話型で行うワークショップの場です。

多様な経営者様、事業家の皆様と対話を行いながら気づきが得られるということで、好評をいただいております。やりたいことはたくさんあるけれど、時間がない。何から始めていいか分からない。という方にとってオススメの内容となっています。ビビッとくるものがある方はふるってご参加ください。

セミナーに参加するメリット

なお、課題整理の作業は一人でもできなくはない作業ですが、アナログの場で、対話型で行う課題整理のセミナー・ワークショップには下記のような参加メリットがあります。

多様な参加メンバーとの対話の中で自分一人では気づけなかった領域のことに気づくことができる。踏み込んだ問い、質問ができる。出力への強制力が働く(途中でやめてしまわず達成できる、誰かに言葉で伝えようとするため言語化する。など)。同じワークに参加されたメンバーと継続的に鼓舞し合うことができる。

おわりに

以上、課題整理の方法と課題整理セミナーのお知らせについてでした。それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

課題整理をはじめとして企画立案・実践の際に活用可能なフレームワークのテンプレートも配信しています。よければ合わせてチェックしてみてください。

関連記事:企画立案・企画書作成・プロジェクト運営に役立つ無料テンプレート(パワーポイントデータ)

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