こんにちは!探究.com編集部です。今回は目標設定を考える思考の切り口として「目標の向きと大きさ」について考えてみたいと思います。
向きと大きさと言えば、数学で登場する「ベクトル」を想起される方も多いのではないかと思います。今回はまさに、目標をベクトル的に考えてみようという投稿です。目標設定について考えている方はぜひチェックしてみてください。
目標の向きと大きさ
今回は「目標」を「目標の向き」と「目標の大きさ」の2つに分解して考えます。会社としての目標設定、自身のキャリアとしての目標設定など、抱えている課題に合わせて考えてみてください。
どの方向に向かうのか?(目標の向き)
まず目標の向き、これは「どこに向かうのか」「何をするのか」の設定です。例えば「飲食事業を展開するのか」「小売事業を展開するのか」といった方向性、さらに飲食事業の中でも「カフェ」なのか「居酒屋」なのかといった形で、より具体的なレベルでの方向性を検討することになるでしょう。ビジネスの場面で言えば市場の選択を行うステップです。
どこまで行きたいのか?(目標の大きさ)
次に目標の大きさ、これは「特定の方向に対してどの程度進むのか」「どこまで行きたいのか」の設定です。例えばカフェ事業を展開するとしても、「一店舗で深く濃く地域のお客様と交流する小規模のお店」を目指すのか、「全国にフランチャイズ展開する大規模のカフェ事業」を目指すかの検討など。
目標は必ずしも大きければ良いというものでもない
夢は大きく描け、というフレーズを見聞きすることが多いですが、これは視野が狭まってしまうことに対するアンチテーゼな意味合いを含んでおり、最終的に設定する目標の大きさが必ずしも大きくなければいけないという訳ではありません。
目標のサイズに囚われることなく、どこまで行きたいのか、どのサイズの目標を目指すことが最も幸福か、目的を満たすかを考えてみることが重要です。その上で、大きく目標を設定しようと考えるのであれば、過去からの延長線上の未来に囚われるのではなく、ストレッチした未来を描いて大胆な目標の設定に努めます。
おわりに
以上、どの方向に向かうのか?そしてどこまで行きたいのか?【目標設定】についてでした。目標の向きと大きさを考える、改めて言葉にしてみると当たり前のことのように思えますが、案外どちらか片方に偏ってしまっているという場面も多いもの。
どこに向かって、どのくらい進みたいのか?
自身の設定している目標について、大局的な視点を持って向きと大きさを振り返ってみてはいかがでしょうか。それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。目標設定に関して、こちらの記事も合わせてチェックしてみてください。
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