思考が加速する問いの考え方/使い方 #ビジネスフレームワー図鑑 活用コラム

こんにちは!探究.com編集部です。本記事は著書『ビジネスフレームワーク図鑑』の活用コラムです。

ここでは、書籍中のフレームワーク解説ページにて掲載している「思考が加速する問い」についての考え方、使い方について紹介します。

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思考が加速する問いの考え方/使い方

何のために思考が加速する問いを掲載しているか

ビジネスフレームワーク図鑑では、各フレームワークの解説ページに4つずつ「思考が加速する問い」を掲載しています。

これらの問いは、各フレームワークを実際に活用しようとした際、「こんな視点も持っておくとより効果的に活用できる」「こういう方向で具体的に考えてみると効果的に活用できる」「次に何を考える?あるいはアクションする?」といった思考を促進する目的を持っています。

個人でフレームワークを活用する際はもちろんですが、ファシリテーターという立場で活用する際には、問いをいかに使いこなせるかどうかは重要なポイントとなってくるでしょう。

問いの考え方

掲載している4つの問いの活用はもちろんですが、「フレームワークを活用するための問いを考える」ための考え方を共有し、磨き上げていくことが重要な価値だと考えています。そこで、以下、編集部がどのような考え方のもと、問いを作成しているのかという考え方を掲載します。

問いの分類

編集部では、大きく以下の3種類の問いを意識して問いを考えています。

思考が加速する問いの分類
各フレームワークの入り口となる問い
思考の深掘りや視点転換を促す問い
次のアクションを促す問い

各フレームワークの入り口となる問い

各フレームワークを使う前に考えておくことで、フレームワークをより効果的に活用することができる問いです。以下のような目的を持った問いを考えます。考えるための材料を集める問い経験や知識を可視化する問い前提を問い直す問いフレームワーク使用者とテーマの関係性を可視化する問い思考する目的を考える問い

思考の深掘りや視点転換を促す問い

各フレームワークが持っている主たる視点をさらに深掘りする問い。あるいは別の角度からそのフレームワークの内容を見てみようと考えるための問いを考えます。焦点を絞る問い・制約を与える問い思考する対象を具体化する問い・抽象化する問い思考をストレッチさせる(極端に考えてみる)問い批判的に考え直すことを促す問い要点をまとめる(思考状況の整理を促す)問い

次のアクションを促す問い

各フレームワークの活用後、次にどのようなことを考えるか、アクションを起こすかについての思考を促す問いを考えます。ゴールを考える問い次なる問いを考える問い実現性について考える問い不足を確認する問い最初の一歩について考える問い

問いはアレンジして活用する

上記のような問いについて、それぞれのフレームワーク内容を効果的に考えるためにアレンジして掲載しています。とはいえ、実際に現場でフレームワークを活用する際は、時と場合によって状況は多様化し、必要な問いも異なってくるはずです。

上記のような問いの分類を参考に、自身にとってもっとも有効にフレームワークを活用するための問いリストを作成していただければと思います。

おわりに

以上、思考が加速する問いの考え方/使い方 #ビジネスフレームワー図鑑 【活用コラム】についてでした。

なお、問いの作り方を考える上で、下記のような「問いのリスト系」のフレームワークを参考にしてみるのも良いですね。「フレームワークを最大限に活用するための問い」について、この機会にぜひ一度考えてみてはいかがでしょうか。本日もここまでお読みいただきありがとうございました。

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