交渉について考える際に使えるPRAM(プラム)【フレームワーク】

こんにちは!探究.com編集部です。今回は「交渉」について考える際に参考になるフレームワーク「PRAM」についての投稿です。企画を考えて推進していく上では、交渉が必要な場面もあるかと思います。

ただただパワープレイで押し切るのではなく、交渉を上手く進めていくための論点を知っておくのはプラスになるでしょう。交渉する機会のある方はぜひチェックしてみてください。

PRAMに沿って交渉を考える

PRAMとは?

PRAM(プラム)とは、交渉についての計画を考え、実行していく際に使えるフレームワークです。一方的に自分の考えを押し付けるのではなく、かと言って相手の言いなりになるのではなく、双方がWin-Winになるように物事を進めていくために活用します。

具体的には、Planning(計画)、Relation(関係づくり)、Agreement(合意形成)、Maintenance(関係記事)のサイクルを回すことで、信頼を得ながら交渉を推進します。

Planning:計画

交渉をどのように進めていくかの全体像を計画します。交渉の目的や目標、交渉相手の意思や狙いなどを明らかにし、何を提案するのかを設計します。

Relation:関係づくり

具体的な議論をする前に、協調的な対話を行うための関係づくりをいかに行うかを考えます。最低限の信頼性の構築や、お互いの価値観、思想、ビジョン、スタンスを共有するなどが求められます。

Agreement:合意形成

具体的な交渉内容の議論に入ります。何を議論するのか、何を目指しているのか、それぞれの役割は何かなど、対話の内容やプロセスを明らかにした上で議論に入ります。OARRの項目を意識するのも良いでしょう。

Maintenance:関係維持

合意形成を行って終了ではなく、合意形成した内容がズレていないかを随時チェックし、良質な関係の維持、意思疎通の円滑化を目指します。合意形成した後、それぞれの状況は移り変わるものであり、状況の変化に応じて思考や優先順位も変わっていきます。その変化に対応できるよう調整を行ったり、必要であれば改めて対話、交渉を行うことも必要となります。

おわりに

以上、交渉について考える際に使えるPRAM(プラム)【フレームワーク】についてでした。商談的な交渉ごとはもちろん、社内での企画推進でも考えたいポイントです。何か交渉の機会がある方は、PRAMの項目に沿って、自身の行動や思考、コミュニケーションについて考えてみてはいかがでしょうか。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてチェックしてみてください。

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