こんにちは!探究.com編集部です。本日はマーケティング施策の設計時に欠かすことのできない「タッチポイント」という言葉の意味を確認してみたいと思います。
マーケティングについて考えている人、ユーザーとのコミュニケーション戦略を考えている人などはぜひチェックしてみてください。
タッチポイントについて
タッチポイントとは?
タッチポイントとは、モノとモノが触れる接点のことを言います。マーケティングの分野においては、サービスやコンテンツがユーザーと触れる点のことをタッチポイントと呼びます。または、顧客接点と呼ばれることもあります。
なぜタッチポイントの概念が必要なのか
スマートフォンの普及と共に、消費者が企業の提供する価値に触れるシーンが多様化しました。
かつてはテレビや新聞といった情報ソースが限られており、マーケティングを考えるにはそこだけ押さえておけば良かったものが、今は人によって情報に触れる媒体が異なるため、ユーザーがどんな場所でどんな媒体を通して企業と出会うのか?を把握することが重要になってきたという訳です。
例えば上図はカスタマージャーニーマップの例ですが、この上段にある「Webメディア」や「ブログサイト」などが「タッチポイント」にあたります。このように、マーケティング施策を考える上で、ユーザーがその時々、何を見て、何を感じているのか?を考えるためにタッチポイントの理解は欠かせないという訳ですね。
タッチポイントの例
イメージを掴むため、いくつか具体的な例を挙げてみましょう。タッチポイントは様々な形で無数に考えられますが、ここではひとまず「デジタル系のタッチポイント」「アナログ系のタッチポイント」の2つに分類し、ピックアップします。
デジタル系のタッチポイントの例
Webサイト、SNS、メール、ブログ、アプリ、Youtube(動画コンテンツ)、Web広告、オンラインコミュニティ、Q&Aページ、レビューサイト、ECサイト、チャットボット、テレビ番組、CM、eBooks、プレスリリースなど。
アナログ系のタッチポイントの例
パンフレット、チラシ、看板、店頭ディスプレイ、DM、雑誌、製品、イベント、街頭広告、新聞、掲示板、フリーペーパー、ガイドブック、メニュー表、招待状、ショップカード、店舗の内装、包装、取扱説明書など。
おわりに
以上、タッチポイントとは?タッチポイントの意味と例を掲載【カスタマージャーニーマップ活用】についてでした。タッチポイントの意味やイメージは掴めましたでしょうか?
今回はデジタル系、アナログ系というざっくりした分類でタッチポイントを紹介しましたが、目的や形式などに応じて、最適なタッチポイントを選定してマーケティング施策を設計することが重要です。
まずは分析や競合調査を行なって情報を集め、最も自社のマーケティングに適するタッチポイントの選定、あるいは組み合わせを考えてみてください。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらの記事も合わせてチェックしてみてください。
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