調査・分析時に持っておきたい3つの視点「鳥の目・虫の目・魚の目」【思考法】

こんにちは!探究.com編集部です。今回は問題解決や企画立案の際、特に情報の調査・分析時に持っておきたい視点についての投稿です。視点について考えるとはつまり、物事の何を見るか?について考えるということです。

問題解決に取り組む際、視点の持ち方について意識したことがないという方はぜひチェックしてみてください。

鳥の目・虫の目・魚の目

鳥の目とは?

鳥の目とは、高い視点から全体を俯瞰する視点を持つということです。物事の局所に集中して物事を考えるのではなく、大局を見て考えます。局所より大局、部分よりも全体、具体よりも抽象を意識します。

虫の目とは?

虫の目とは、鳥の目に対して具体的な現場の中からの視点を持つということです。物事の部分部分を掘り下げて考えます。全体というよりは部分、抽象よりも具体を重視して考えます。俯瞰よりも分析的に物事を捉える思考となります。

鳥の目と虫の目、両方を行き来できなければ有効な発想は難しい

鳥の目と虫の目、これら2つの視点を行き来できるかどうかが、論点の設定力やアイデアの発想力に左右します。鳥の目を持って大局を見つつも、現場の具体的な課題やインサイトに着目して発送するからこそ、ダイナミックかつ繊細な思考を行うことができます。

鳥の目と虫の目、今どちらの視点に重心を置いているかを考え、意識的に往復できるようチャレンジしてみてください。鳥の目と虫の目の往復については、下記の記事も合わせて参照ください。

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魚の目とは?

鳥の目と虫の目に加えて持っておきたい視点が、魚の目です。魚の目とは、物事の流れを捉える視点です。物事が時系列でどのように変化しているか、どのようなトレンドがあるかなど、物事の動きを捉える思考となります。

問題というのは単体の原因によって突発的に起きるものだけでなく、何らかの蓄積によって起きるもの多くあります。瞬間的な視点だけではなく、時系列で原因を捉える思考は重要となります。また、アイデアを発想するにあたっても、時代性やトレンド、タイミングの把握なくして、有効なアイデアを実現させることは難しいでしょう。社会の流れ、動きについても捉えられる視点を鍛えていくことが大切です。

おわりに

以上、調査・分析時に持っておきたい3つの視点「鳥の目・虫の目・魚の目」【思考法】についてでした。これら3つの視点は、いずれも問題解決力を高めるには必須のTipsです。改めて、自身の視点の持ち方を振り返ってみてはいかがでしょうか。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてチェックしてみてください。

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