こんにちは!探究.com編集部です。今回は企画書の作成のラストスパート段階で行いたい「校正」についての投稿です。
良く書籍や雑誌なんかの編集で聞く「校正」という言葉、企画書も資料として他者に読んでもらうものなので、校正が必要です。企画書作成もある程度完了してきており、ゴールが見えてきたという方はぜひチェックしてみてください。
企画書の校正について
校正とは?
校正とは、印刷物をつくる過程で原稿を忠実に印刷物に再現する作業です(現代ではPDFデータの企画書をメールで送付することもあり、必ずしも印刷物だけをさす訳ではありません)。
簡単に言うと作成している企画書に内容的・表現的な間違いがないか、分かりづらい点がないかなどをチェックし、より良い企画書の作成を目指す作業です。
なぜ校正が必要なのか?
校正が必要な理由ですが、まず第一に間違いがないかを確認するためですね。慌ただしい業務の中で作成した企画書には、どんなに優秀な人でもミスがあります。このミスを確認して直す、これがまず第一。
そして改めて全体と部分をチェックし、一貫性があるかなども合わせて確認することも目的の一つです。声に出して読み返してみると矛盾を感じる…といったことも、この校正段階で気づくことが多いですね。
企画書を校正する際にチェックしておきたいポイント
5W2Hをチェックする
まず内容面で良く分からない部分があればチェックします。自分でも良く分からないような内容はもちろんですが、自分には分かっても企画書を読む相手には理解が難しそうな点についてもチェックして編集が必要ですね。
固有名詞や専門用語で意味の伝わらない表現は変更するか補足する
自分では理解できても相手には伝わらない場合の典型例が「固有名詞」や「専門用語」の乱用です。認識にズレの起きそうなものは表記を変更するか、意味や前提の補足を行います。
また、固有名詞とは「会社名」「氏名」「商品名」などであり、これらの情報について、表記の間違いがないかチェックします。人の名前を間違えると言うのはとても失礼なことなので、慎重に行いましょう。
数字をチェックする
企画書の中に表記している数字「価格」「日付」「予算」など、数字が間違っている企画書は内容が良くても成立しません。そして案外、この数字の部分は間違っていないだろうと思い込みやすいポイントでもありますので、必ずチェックするようにします。
文章が正しいかをチェックする
文章に表記の誤りがないか、誤字脱字や表記ゆれがないかを確認します。日本語的には間違っていなくても、読み手のことを意識するともっとこうした方が良いなというポイントがあれば合わせてチェックします。
校正の流れ
作成した企画書を印刷して読み返す
企画書を校正する場合は、まず作成した企画書データを印刷します。A4の企画書であれば2枚割付などせずに、きちんとA4サイズに印刷するのがオススメです。
修正が必要な箇所をチェックして再編集する
上述したチェックポイントに沿って赤ペンを入れて、元データを編集していきます。なお、画像などを使用している場合は、解像度に問題がないか、色味に問題はないかなども合わせてチェックします。
また、この赤ペンを入れる作業に関しては、自分1人で行うことはもちろん、誰か他の人に見てもらってフィードバックをもらうと良いですね。自分では客観的に見ることがどうしても難しいので、第三者の目を借りることがオススメです。
おわりに
以上、企画書が書けたら校正作業をしよう!校正時のチェックポイントについてでした。せっかく頑張って作成した企画書、表記の問題で弾かれてしまうのは避けたいですよね。
時間の捻出を惜しまず、この「校正」作業は行いましょう。それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてお読みください♪
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