こんにちは!今回は「もし誰々だったら?」という視点を借りてアイデア発想を行う手法「賢人会議」についての投稿です。
過去の偉人や自分の憧れの人物の考え方を借りるこの手法は、商品アイデアのような規模感はもちろん、日々のちょっとした思考の際に活用できる便利な手法で、筆者の私も多用しています。思考のキッカケやストレッチを行いたい方はぜひチェックしてみてください。
賢人会議について
賢人会議とは?
アイデア発想における「賢人会議」とは、偉人や憧れの人物などの「賢人」の思考や行動からヒントを得て、アイデア発想に活用する方法です。
例えば、スティーブ・ジョブズは「シンプルであることは複雑であることよりも難しく、価値がある」と考えていました。この考え方をヒントに、既存のアイデアをもっとシンプルに考えることができないか?と応用してみるという具合に活用します。
賢人会議の活用手順
アイデア発想のテーマを設定する
まずはアイデア発想を行うテーマを設定します。新しい商品のアイデア、イベントの内容、問題解決の方法など、アイデアを考えたいと思うテーマや問いをセットしましょう。
賢人からインスピレーションを得る
賢人を何人かリストアップし、その人物の言葉や考え方、判断や戦略といった情報を収集します。名言集や伝記の情報源を一通り漁ってみましょう。次に、そこから得られるインスピレーション、発想のヒント、教訓を導きだします。
アイデア発想を行う
賢人から得たインスピレーションを活かし、最初に設定したテーマに対するアイデア発想を行います。
ステップとしては、偉人の視点を得る、アイデアを考える、というシンプルなものです。そのほかのアイデア発想手法と組み合わせて活用することもできるでしょう。まずは誰か参考になる人物を思い浮かべてみてください。
余談:筆者の私が参考にしている人物
例えば本記事筆者の私は映画監督の「宮崎駿」さんに憧れているのですが、宮崎駿さんは書籍『風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡 (文春ジブリ文庫)』の中で、下記のように語られています。
だから今、環境を告発するような映画を作りたいとは全然思わない。もし作るんだったら『〝木〟っていうのはどれほど素晴らしいか』とか、そういう映画を作りたい
私はこの言葉から、「正論を言うのではなく、ワクワクするような、心躍るような未来を見せることができるか?」という視点をもらったように思います。コンテンツを作成する際、詰まったらこの言葉を借りて、発想を行なっています。
おわりに
以上、偉人の考え方を参考にアイデア発想するフレームワーク「賢人会議」についてでした。賢人会議をより効果的に活用するため、普段からこれはと思う言葉やエピソードをメモに書き留めておくと良いですね。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。アイデア発想に関して、よければこちらの記事も合わせてチェックしてみてください。
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