こんにちは!探究.com編集部です。マーケティングを実施する際には、ユーザーの行動プロセスを可視化・分解し、プロセス間の反応率(次のプロセスへ進む割合)を高めていく必要があります。(この辺りの話はこちらの記事も合わせて参照してみてください「ファネル分析とは?分析やコミュニケーション設計の場面で活きる【フレームワーク基礎】」)
今回は、その反応率を意識して施策を考える上で欠かすことのできない「CTA」についての投稿です。マーケティングについて考える必要のある方はぜひチェックしてみてください。
施策を考える際にはCTAを設定する
CTAとは?
CTA( Call to action )とは「行動喚起」のことで、マーケティングを行う上では、ユーザーに取ってもらいたい行動を呼びかけることを意味します。例えば「お問い合わせをしてもらいたい」「PDFブックをダウンロードしてもらいたい」「メルマガに登録してもらい」といった促したい行動を、テキストや画像を用いて呼びかけることです。
ちなみに、CTAはデジタル施策のみに存在するのではなく、アナログの施策にも同じように存在します。例えば展示会参加ユーザーに対して「パンフレットを持ち帰ってもらいたい」「無料体験を行なってもらいたい」など、次の段階に進んでもらうために促したい行動があるはずなので、同じようにCTAを設定する必要があります。
顧客の行動プロセス毎にCTAを考える
CTAを考えるには、「ユーザーが購買活動においてどのような行動プロセスを辿るのか?」を可視化しておく必要があります。一連のプロセスの中で、プロセスと次のプロセスを結び、橋渡しをする役割を担うのがCTAとなります。
なのでまず、自身が目的とするマーケティングにおいて、ユーザーに促したい最終的な行動(最終的なゴールとなるCTA)とそこに至るまでのプロセスを可視化し、各プロセスのCTAを設定してみてください。
発展:CTAを指標化することで計測・改善可能にする
実際にマーケティング施策を設計して実行する際には、CTAを設定できたら、次にそこから計測可能な指標を設定します。指標を設定して計測することで、実際に促そうとしている行動をユーザーが実行しているのかどうかを評価・改善になります。成果を高めて行くためには、振り返りを行う必要がありますので、この指標化するステップはCTAの設定とセットで行います。
例えば、「お問い合わせをしてもらう」というCTAを設定した場合「お問い合わせ数」と設定するイメージです。また、「PDFブックをダウンロードしてもらいたい」とCTAを設定した場合、「PDFブックのダウンロード数」とするイメージです。このように、CTAに設定した内容をどうにかして計測可能にするというところまで考えてみてください。
おわりに
以上、 CTAとは?マーケティング施策を設計する上で知っておきたい基本用語についてでした。マーケティング担当者の方は、自社のマーケティングにおいてCTAが正しく設定できているか、チェックしてみてください。
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