ビジネスフレームワークの活用レベル【コラム】

こんにちは!探究.com編集部です。今回はビジネスフレームワークの活用に関する投稿です。ひとえに「ビジネスフレームワークを活用する」と言っても、いくつか段階があるのではないか?というのが今回の焦点です。

これからビジネスフレームワークを活用しようと考えている方、あるいはすでにビジネスフレームワークを活用しているという方はぜひチェックしてみてください。

ビジネスフレームワーク活用2つの段階

ビジネスフレームワークとは?

まずはじめに「ビジネスフレームワーク」とは、平たく言うと「思考の枠組み」のことです。先人たちが経験と試行錯誤の中から導き出した、目的達成のための思考の型を意味します。複雑な情報を構造化して整理し、論理的に考えることを支援してくれる思考ツールです。

具体的にはビジネスフレームワークってどんなものがあるの?と気になる場合は、下記の記事なども合わせて参照ください。

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使えるようになる段階

さて、そのビジネスフレームワークですが、活用の段階を「使えるようになる段階」「フレームワーク化できる段階」の2つに分けることができると考えています。まず「使えるようになる段階」とは、個々のフレームワークの意味や使い方を理解し、実際にそのフレームワークを用いて思考を展開できる状態です。

フレームワーク化できる段階

次に、「フレームワーク化できる段階」。これは、日々の現場での経験を抽象化し、フレームワークを自分でつくることができる状態です。経験を分析し、上手くいったこと、失敗したことの中からその要因を抽出し、次の機会でも活用できるよう汎用化する能力となります。

フレームワーク化できる状態の何が良いのかというと、「フレームワークをつくる(上手くいく仮説)」と、実際に「フレームワークを使ってみる(検証)」という仮説検証のサイクルを回し、質を高めていくことができるという点です。

ポイントとしては、フレームワークを活用することで、行動の内容を考えるだけでなく、フレームワークそのものの内容についても改善していくことです。

例えばAIDMAというフレームワークを使って、認知・関心・欲求・記憶・購買という5つのプロセスにおけるコミュニケーション施策を考えるだけでなく、そもそも顧客とのコミュニケーション施策を考えるにあたり、AIDMAというフレームワークをもっと良くすることはできないか?という視点で考えてみるといったイメージです。

AIDMAはマーケティングを考える際に欠かせないフレームワークですが、盲信してしまうのは良くありません。実際、AIDMAは時代の流れと共に進化を遂げています。フレームワーク化できる段階というのは、AIDMAがAISASへと進化をしているように、フレームワークを進化させる思考力と言えるでしょう。自社にとって、思考を最大限に促進することのできるフレームワークは何か?ぜひ研究してみてはいかがでしょうか。

おわりに

以上、ビジネスフレームワークの活用レベル【コラム】についてでした。ビジネスフレームワークの活用については、今後も掘り下げて記事化していきたいと考えております。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてチェックしてみてください。

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