アイデア発想・コミュニケーションで活用したい素人思考【思考法】

こんにちは!探究.com編集部です。今回はアイデア発想や課題発見、日々のコミュニケーションの際に知っておきたい「素人思考」についての投稿です。

自分の向き合っている課題やテーマに対して、経験や知識が豊富になってしまったが故に、思考が詰まってしまう場面があるという方はぜひチェックしてみてください。

素人のように考える素人思考

素人思考とは?

素人思考とは、その分野の初級者や素人の目線で物事を考える思考法です。知識や経験を積むことで、枝葉が見えるようにあります。物事を深く掘り下げていく上で、物事を細かく見る力は重要ですが、時としてその解像度のあしかせとなる場合があります。

例えばアイデアを考える際、自身の経験や、入念な調査を行ってたくさんの情報を持っているが故に、本質を見失ってしまうことがあります。また、コミュニケーションにおいて、もっとシンプルに言えるはずのところで、知っているが故に詳しく言いすぎて相手への負荷を高めてしまうなど。

そんな時、素人目線で考えるとどうか?初めて見聞きする人ならどう考えるか?といった視点で考え直すことで、新しい着想、本質的な着想の獲得を目指します。

素人思考の活用法

現状の思考内容を書き出す

考えたいテーマに対して、現状、考えている内容を書き出します。大事だと思っている点や悩んでいる点があれば、合わせて書き出します。

単純かどうか考える

考えている内容が複雑になりすぎていないかをチェックします。何が要点で、何が枝葉なのかを整理するため、シンプルに捉え直してみます。

素直かどうか考える

テーマに対して、無理に考えを歪めたり捻じ曲げることなく真っ直ぐに考えられているかをチェックします。バイアス(思考の偏り)やプライド、アピール意識などが思考を邪魔していないか確認してみます。

自由かどうか考える

見える範囲や解像度が上がって来ると、こだわりや守るべき制約、ルール、正しさに縛られる場合があります。それらの制約を一度リセットして考えてみます。

簡単かどうか考える

もっと簡単に考えるとどうかという視点で考えます。上級者向けの知識やスキルを使えるがゆえに、それを使おうとしてしまって思考が凝り固まっている可能性があります。簡単で初級的な知識やスキルを用いて考えてみます。

内容を磨く

単純・素直・自由・簡単の視点で自分の思考を捉え直し、目的からすると何が大事なのかをハッキリさせます。情報が多い場合には、まず何が大事なのか、次に何が大事なのか、と段階的に情報を分けて考えることも重要になります。

おわりに

以上、アイデア発想・コミュニケーションで活用したい素人思考【思考法】についてでした。なお、素人思考では、素人目線で物事を見て、制約のない自由な方向に発想を広げますが、広げた後は逆に、専門性、実現可能性、現実的な制約などを考慮し、持っている経験や知識を総動員して具現化します。ある程度考え抜いて詰まった時は、いつでも素人目線に立ち返るという考え方を持っておくことがポイントです。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてチェックしてみてください。

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