【どの顧客を狙えばいいのか?】売り上げアップを導く、成長戦略の地図

書籍『マンガでカンタン!ビジネスフレームワークの活用法は7日間でわかります。』より、
売り上げを伸ばしたいけど、誰にどう届ければいいのかわからない…と迷うチームが、
アンゾフの成長マトリクスで“成長の方向性”を整理する場面をご紹介します。

「ターゲットを絞りたい。でも、どこに集中すればいいのか…」

新しい施策を考えたいけど、既存顧客を深めるのか、新しい市場に広げるのか、はたまた新製品を開発すべきか…。
方向性が曖昧なままでは、施策も分散してしまいます。
そんな時に役立つのが、アンゾフの成長マトリクスです。

アンゾフの成長マトリクスとは?

「既存/新しい市場」と「既存/新しい製品」の2軸で、成長戦略を4つに分類するフレームワークです。

  • 市場浸透戦略:(既存製品 × 既存市場)
    例:リピート購入促進、シェア拡大キャンペーン
  • 市場開拓戦略:(既存製品 × 新市場)
    例:新しい地域やチャネルへの販売展開
  • 新製品開発戦略:(新製品 × 既存市場)
    例:既存顧客に向けた新サービスや関連商品の追加
  • 多角化戦略:(新製品 × 新市場)
    例:新規事業・全く異なる分野への進出

なぜ“ぼやけた戦略”が“売上アップ”に変わるのか?

  • 成長の「方向性」を明確にできる
  • リスクとリターンのバランスを比較できる
  • リソースを集中投下すべき戦略が見える

たとえば、ゆうみたちのチームでは…

「どの書店と組むべきか?」で悩んでいました。

そこで顧客分析マトリクスを活用し、

  • スター書店(高業績×高潜在力)には優先的に新刊を配本・特別イベントを提案
  • ポテンシャル書店には販促支援やキャンペーンを展開

つまり:「市場浸透戦略」を中心に据えつつ、伸びしろのある書店に注力する方針を明確にできたのです。

言語化された“売上アップの道筋”は…

  • 低リスクで成果を出す:既存顧客への深掘り施策(市場浸透)
  • 次の一手を準備する:新市場開拓や新製品開発の余地を把握
  • 顧客セグメントごとの戦略:スター顧客・改善顧客に応じた支援プラン
  • 効率的なリソース配分:どこに人や時間を投じるかを明確化

「なんとなく」で動いていた売上施策が、“選択肢と優先順位のある戦略”に変わるのです。

詳しい書き方とテンプレートはこちら

次回は、どの顧客に注力すべきかを見極める 「顧客分析マトリクス」 をご紹介します。
売上アップを「効率的」に実現するための、ターゲティングの考え方を学んでいきましょう。


【テンプレ活用がもっと深まる!】
“問いとフレーム”の活かし方を音声で解説します

“売上アップのシナリオ”を音声で解説します。

「ターゲットをどう絞ればいいのか…」
「新しいアイデアが出なくて、企画がマンネリ化している…」

そんなとき、頼りになるのが以下の4つのフレームです。
アンゾフの成長マトリクス → 顧客分析マトリクス→ シナリオグラフ → AIDMAモデル

売り上げアップに向けた施策を、“思いつき”から“実行可能な戦略”へ変える思考の流れを、
Voicyで一気に解説しています。

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