こんにちは!探究.com編集部です。本日は企画書作成の際に「企画書の書き方」について参考になる推薦本をピックアップしています。
企画書を書くことになったはいいけど何を書けばいいのか分からない…。なかなか企画書が通らない…。という方はぜひチェックしてみてください。
このページの目次
企画書作成に関する悩みの声
企画書関連の素材や情報を配信させていただく中で、企画書の作成方法、書き方について下記のような疑問、ご要望を日頃いただきます。
・企画書とは一体なんなのか
・どういう項目で書けばよいのか
・どこまで書けば良いのか
・溢れる情報をどうまとめるのか
・ペラものにまとめるにはどうすればいいか
・他部門の人を巻き込む企画書を作成するポイント
・納得感のある企画書の作成
・見やすい書き方
本記事では、こういった「企画書作成」や「企画書の書き方」に悩んだ時に参考になる、おすすめの本をピックアップしています。バイブル的に持っておきたい本ばかりですので、ぜひチェックしてみてください。
企画書の書き方に関する参考本
ここでは企画書作成のステップを大きく3つ、「①企画立案ステップ」「②企画書作成ステップ」「③企画書のデザインステップ」をイメージしながらそれぞれ参考になるオススメの本をピックアップさせていただいております。
考具 考えるための道具、持っていますか?
企画書の書き方に悩まれている方の中に、そもそも企画がきちんと練りこまれていない。考え抜かれていない。誰に何を、どんなことを伝えたいのかがあやふや…という方が多くいらっしゃいます。
まずはどのように企画書のパースとなる要素を考えていけば良いのか、日頃どのような思考を持っておけば企画脳になっていくのか、などの内容を実践可能な情報ベースで綴ったオススメの本です。
ドリルを売るには穴を売れ
企画書や提案書を作成するには、まず企画そのものがしっかりと考え抜かれている必要があります。そこで、企画を考える際にポイントとなる「コンセプトメイク」「ポジショニング」などの重要なマーケティング要素について学びたいという人におすすめの一冊です。
コンセプトのつくりかた
こちらも同じく企画の核となるコンセプトの作り方や考え方について綴られたオススメ本。任天堂の企画コンセプトが生まれた背景と合わせて紹介されていて、コンセプトの重要性と具体例を押さえることができます。
企画書は手描き1枚
企画書の大本命「高橋 宣行」先生の著書。実際の企画事例を交えながら、企画立案に必要な要素、企画書の作成に必要な要素について分かりやすく解説しています。
企画書の中に顔が見えるか?という、何かとロジカルに物事を進める現代だからこそ大切な問いが含まれているところも読みどろこです。全体を通してイラストが全て手書きであるというのも本書の特徴。企画書の書き方にある程度慣れてきた人、これから企画書を書こうと思っている人、あらゆる段階の人にオススメ。
ひらめきが加速する 企画エクササイズ
企画の元となるアイデアを生みだすための頭の体操的なノウハウを図やイラスト入りで紹介している本。アイデア発想に苦労している人、忙しい中でもアイデアを生み出しストックしていく必要のあるビジネスマンにオススメの参考本。
神視点マーケティング
こちらもコンセプトメイクの際に参考になる一冊。編集部では、いかに状況や事象の全体像を捉え、構造的に把握して思考できるか。というところを企画立案、企画書作成の中で大切にしていますが、本書はそういった側面で参考になります。
作り手側の視点だけでなく、顧客の視点を加える。しかし、顕在化された顧客の視点を加えるだけでは見えてこない部分があります。それを捉えるための考え方が綴られています。
企画書の書き方がわかる本
高橋憲行の「企画書の書き方」がわかる本―必ず相手を納得させるプロの技術
弊社株式会社アンドの企画メソッドの原型となっているのがこちらの著者、高橋憲行先生のCTPTマーケティングメソッドです。図解を用いた分かりやすく立体的な企画書の書き方、全体と部分を意識したシステマティックな企画書の書き方を学びたいなら一押しの一冊。
企画書提案書大事典
その企画塾の企画立案、企画書の書き方に関するメソッドのテンプレートや事例がまとめられているのがこちらの一冊。企画書って一体なんだ…?という人も、企画書をバリバリ書いていきたいという人も、手元に持っておくと便利な、まさに企画書作成に関する辞典のようなおすすめ本。
企画書100事例集 プレミアム1
企画書100事例集 プレミアム1 (高橋憲行の「企画塾」基礎講座)
こちらも同じく企画塾から出版されている本です。企画書の考え方・書き方については大方理解できた。実際に企画書を作成するにあたり、何かサンプル的なものを見ながら書いてみたいのだけど、という場合にオススメなのがこちらの企画書事例集。様々な業界の企画書を掲載しています。
まねして書ける企画書・提案書の作り方
企画書のサンプルが50種類掲載されており、はじめて企画書を作成する際にどのような枠組みで資料化すれば良いのか?を把握するにはピッタリの企画書作成の参考本。まずは企画書のサンプルを真似してみたいという方にオススメ。
企画書 つくり方見せ方の技術
企画書 つくり方見せ方の技術―誰も教えてくれなかった超テクニック (スーパー・ラーニング)
企画書の概念をはじめ、企画とは何か、マーケティングとは何か、という根本的な考え方から綴った一冊。マーケティングの第一人者藤村氏の思考法に触れられるので、企画がなんのためにあるのか、というところから考えていきたい人におすすめの本。
【超】一枚企画書の書き方
本書は、企画書に必要な構成要素を分かりやすく解説するとともに、一枚にまとめる方法を紹介した一冊。膨大な量の企画書は書く方も読む方も時間と労力を要します。短い時間の中で合意形成を図っていきたいという場合にオススメ。
ビジネスモデル・ジェネレーション
企画書にまとめる際には事業構造を可視化する必要があります。そこで役に立つのが本書の中で紹介されている「ビジネスモデル・キャンバス」です。企画書を読んだ人が事業構造の全体像をパッと把握しやすくなるためおすすめです。
また、企画立案、ビジネスモデルデザインをする上で必要となるその他の知識やスキルについてもインプットすることが可能。有名な書籍でもありますので、企画マンなら一度はチェックしておきたい一冊です。
図解ビジネスモデル・ジェネレーション ワークブック
上記のビジネスモデル・ジェネレーションをより実践的に使えるワークブック形式にしたのがこちらの一冊。事例を交えながら、ビジネスモデルキャンバスを作成してみたいという人にオススメの企画書作成の参考本。
プロジェクト・デザイン・パターン
プロジェクト・デザイン・パターン 企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32
パターン・ランゲージの研究者による、プロジェクトデザインのプロセスをパターン化した企画立案に関する考察本。自分たちがやりたいことを、近いパターンを参考に設計していくことで、企画立案のスピードが上がります。企画立案のアイデア出しや、ワークショップなどの場面で活躍する一冊。
ビジネス・フレームワーク
文字よりも図解の方が相手に情報を整理して、かつ要点を分かりやすく伝えることができます。本書は、アイデアの発散から整理、そしてアウトプットに至るまでのビジネスフレームの活用方法を解説した一冊です。
グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50
こちらも同じくフレームワークについての書籍。企画立案、企画書としての書類化に活用できるフレーワムワークが50種類掲載されています。実際にMBAで使用されているフレームが一枚一枚使い方と合わせて掲載されています。手元に一冊持っておきたい資料集のようなコンパクトなオススメ本
伝わるデザインの基本
伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール
誰に何を書くのか?が決まって、どう書くのかの中の「資料デザイン」に関する基礎が学べる一冊です。行間や余白、フォントの使い方などのポイントをおさえることで、資料の見栄えはある程度整えることができます。パワーポイントによる見やすい企画書の書き方を学びたい際におすすめの本。
図解力の基本
企画書や提案書のデザインで重要となるのが「図解化」です。同じ内容でも文字よりも画像、図解の方が伝わりやすいです。忙しいジビネスマンに短い時間で効率的に情報を伝えるための図解力を磨くことが通る企画書を作成するためには有効です。
図解についての考え方や作成方法、書き方についての基礎が綴られているオススメの本です。
図で考える。シンプルになる。
インフォグラフィックエディターの櫻田さんの執筆された書籍。こちらも図解力について綴られた一冊で、図解力のトレーニングはもちろんのこと、論理的に物事ごとを捉える力、情報を整理、出力する力を鍛えることができるオススメ本。
プレゼン力がみにつくPowerPoint講座
パワーポイントの編集について学べるのがこちらの一冊。パワーポイントの操作説明本!というよりも、パワーポイントを使ったプレゼン資料の作り方がメイン。図や表に関する編集方法などが載っているのでおすすめの本。
社内プレゼンの資料作成術
企画書を作成した後はそれを共有するというステップに。その際、時と場合、相手に合わせてプレゼン用に加工する必要が出てくることもあるかと思います。本書は、社内プレゼン資料の作り方に関する考え方や作成のポイントをまとめた一冊です。
企画書の書き方からは若干進んだステップになりますが、時間の限られた決裁者に的確にプレゼンしたい、という場合にオススメの本。
外資系投資銀行の資料作成ルール66
企画書や提案書などの資料作成の場面で、すぐに使える実践的なノウハウが綴られた一冊。基本的な資料デザインはもちろん、データやグラフの見せ方など、企画提案の現場で必要になってくる内容について紹介されている、使えるおすすめ本。
マンガでやさしくわかる問題解決
企画の根本は「問題解決」です。問題解決について考えられてい無い企画書は役に立ちません。本書は問題解決の基本についてマンガで分かりやすく書かれている定番書。問題解決とは何たるものか?という大枠の情報が掴めるオススメの本。
問題解決のレシピ
こちらも基礎的な一冊。本書の特徴はワークブック形式になっているところで、考えを深めながら読み進めていけるところがオススメの企画書作成の参考本。
企画立案、企画書の作成はそもそも「問題解決である」ということを忘れがちなので、企画書の書き方にある程度慣れてきた時にこそ読みたい一冊であります。
「言葉にできる」は武器になる。
最後に筆者の私がオススメしたいのがこちらの本。企画書の書き方が分からない…。何を書いたら良いのか分からない…。という悩みを持っている方の多くが、そもそもその企画についてじっくり考えられていないという点があります。
企画内容について深く問いかけ考え抜かれていれば、何を書いていいかというよりは何を削るべきか、というような問いが生まれてくるはず。本書には物事をまずじっくりと考え抜くための考え方と方法論が記されており、企画立案、企画書作成をする人にとって汎用性の高いオススメ本。
おわりに
以上、「企画書作成の参考になるおすすめ本に企画書の書き方について学びたい時にオススメ!企画書作成の参考本」についてでした。企画書作成の参考になれば幸いです。
企画立案、企画書の書き方についてのオススメ本関連記事として、よければ下記の記事も合わせてチェックしてみてください。
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関連記事:企画のプレゼンは準備が9割!プレゼンテーションの参考本おすすめ17選
関連記事:プロジェクトの企画運営担当者におすすめ!ファシリテーションに関する参考本10選
編集後記:企画書作成も一定レベルまでは量稽古!
企画書の書き方については、基本的な概念や枠組みを理解したら、あとは量稽古をこなす必要があります。
自社、他社の事業をシステム的に観察して図解化してみる。普段からあらゆる階層のものごとを企画書に落とすつもりで図解化してメモに残しておくなど、”構造的に物事を捉える”という練習を常日頃から取り入れてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。