課題整理の際に「対話」することの意味やメリットはあるのか?

こんにちは!探究.com編集部です。今回は、「課題整理の場面における対話」について投稿してみたいと思います。

弊社では問題解決のプロセスにおいて「対話」を重要な要素として位置付けていますが、たまに「対話する意味は?」と問われることがあります。今回は課題整理の場面における「対話」について考えてみます。

課題整理について

まずはじめに「課題整理」について分解して考えてみると「課題のブレスト」→「整理・分析」→「解決策の立案・設計」という大きく3つのステップがあります。

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今回はこの中でも、最初のステップである課題のブレストについて焦点をあててみます。ブレストの際には、課題は何か?この課題の本質は何か?他にはないか?などなど、様々なケースを想定して問いを投げかけて書き出していくことになります。

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この時行っている作業をおなじみの探究シート的に可視化すると下図のようなイメージですね。課題に対して5W2Hで問いをかけて深掘りしていくと、問題課題の本質が見えてきます。

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こうした作業は一人でも行うことができるんじゃないか?と思われる方も多いかと思います。そして実際、単純な問題や過去に経験した問題課題に対して解決策を考える場合には、一人で考えてしまった方が早いでしょう。

対話によって拡張される

では、課題のブレスト時に「対話」の必要は無いのか?と問われるとそうではありません。一人ではなく複数の人が対話をしながら課題をブレストすることで、一人では見えてこなかった課題や周辺の情報が見えてきます。

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フレーム思考では埋まりきらない問いと問いの間や、その一層外に飛び出たアイデアや視点が対話によって生まれてきます。

こうしたプロセスを問題課題を「空間的に把握する」「多面的に把握する」などと呼ばれることがありますよね。

答えの決まっていない問題や、これまでに経験したことのない新しい問題の解決に挑む際、多様な視点や視座、アイデアが必要となり、その際に重要となるのが「対話」というところでしょうか。

まとめ

以上、課題整理におけるブレストの際に「対話」することの意味やメリットはあるのか?についてでした。今回は「課題のブレスト」についてでしたので、次回は「整理・分析」「解決策の立案・設計」などのステップについて触れていければと思います。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。

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