プロジェクト構想前にしておきたいヒアリング「基本となる5つの質問」

普段、経営者や事業統括者の方々から、あんなことしたいのだけど、こんなこともしたいのだけど。とこれまでとは違った新しいことをしたい時に、ご相談をいただくことが多いです。そして、プロジェクトを立ち上げたいという話になるのですが、その際、クライアントの皆さんに対して投げかけている5つの質問があります。実際これは、自分自身が何か新しいプロジェクトを構想している際にも役に立っています。それがこちらの5つ。

1:あなた(プロジェクト)の目的は何か
2:あなた(プロジェクト)の顧客(ターゲット)は誰か
3:どんな課題を解決するのか(どんな価値を提供するのか)
4:あなた(プロジェクト)の目標は何か
5:どんな計画を立てているか

こういった基本的な項目をきちんと押さえていないと、プロジェクトが始まってから空中分解してしまったり、全く誰のためにもならないプロジェクトが生まれてしまったりするんですね。実際、私自身も「これがやりたい!」という強い想いを持っているときは、こういったことを客観的に聞いてもらえる人の存在が重要だと実感しています。

ポイントは話しやすい空気をつくること

実際に質問していく時に大事なことがあって、それが「話しやすい空気をつくること」なんです。私が話をする時は、ゆる〜い感じで、質問を一通り投げかけます。それに対して順番に答えていってくださるんですけども、その答えていく中で、中身は間違っててもいいんですよね。まずは相手が楽しく話ができることが大事で、決して尋問のようになってしまってはダメなんです。何でも言えるな、と思ってもらうために、私はよく自分の最近の失敗談とか、少し恥ずかしいような話を先にしてしまって、自己開示できる空気をつくったりして工夫しています。

よくプロジェクトの担当者の方から、「こんなんでいいんですか?」「これで合ってますか?」といった質問を受けるのですが、中身が合ってる・間違っているというのは関係なくって、考えていることをアウトプットしていって、自分の頭の中が現状どうなっているのか?というところを把握してもらえるように意識しています。

これらの情報を整理しながら、「誰に何を」を意識した上で、このままのプランでプロジェクトを立ち上げるのか、それとも方向性を変えていくのか、というところを一緒に考えていきます。読者の皆さまが自身でプロジェクトを立ち上げる時、またはプロジェクトの立ち上げに携わる時、なかなかブレイクスルーしない時は一度基本的な質問に立ち返ってみると良いかもしれません。

本投稿の5つの質問を上記のチェックシートにまとめましたので(パワーポイントデータ)、こちらからダウンロード(無料)してご活用ください。プロジェクト推進の一助になれば幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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