“全く新しい商品を開発したい”─形態分析法でゼロベースから独創的な企画を生み出す

書籍『マンガでカンタン!ビジネスフレームワークの活用法は7日間でわかります。』より、
「全く新しい商品を開発したいけどゼロからどうやって作り出す?」と悩むチームが、
形態分析法で“ゼロベースから独創的なアイデアを生み出す”場面をご紹介します。

「ゼロからどうやって新しい商品を作り出す?」

思いつきだけで新商品を考えようとすると、どうしても既存の延長に収まりがちです。
自由に発想したつもりでも、なかなか独創性にたどり着けないこともあります。

そんな時に役立つのが、形態分析法です。

形態分析法とは?

形態分析法

アイデアの要素を細かく分解し、それらを再組み合わせることで新しい企画を生み出す手法です。

  • 1. 商品やサービスのテーマを決める
  • 2. 機能・デザイン・価格・チャネルなど、構成要素に分解する
  • 3. 各要素ごとに複数の選択肢を考える
  • 4. それらを組み合わせ、新しいアイデアを生み出す

⇒ ポイントは、「部品化してから、自由に組み直す」こと。
ゼロからでも独創的な商品コンセプトを構築できます。

これまでのフレームとの違いは?

SCAMPER:
→ 既存のアイデアをベースに「置き換える・組み合わせる・削る」などの視点を加え、発想を広げる方法。
既存企画のブラッシュアップに効果的。

形態分析法:
→ 要素を細分化し、組み合わせ直すことでゼロベースから新しいアイデアを創出。
独創性を求める新商品開発に効果的。

⇒ 両者を組み合わせることで、「既存アイデアを磨く」→「ゼロから新しいものを創る」という発想の幅と深さを両立できます。

 形態分析法を使うメリット

  • ゼロからでも発想を広げられる
  • 多様な組み合わせで独創性のある商品を設計できる
  • アイデアを“見える化”してチームで検討しやすい

詳しい書き方とテンプレはこちら

次回は、企画を顧客に“伝わる言葉”に変える
「FAB分析+4P分析」 をご紹介します。
商品の特徴(Feature)→利点(Advantage)→便益(Benefit)を整理し、さらに4P(製品・価格・流通・プロモーション)へと展開していきます。


【テンプレ活用がもっと深まる!】
“問いとフレーム”の活かし方を音声で解説します

“新商品企画のシナリオ”を音声で解説します。

4つのフレームを使って、
新商品開発に向けたアイデア発想と
マーケティング戦略を体系的に整理する方法

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