企画立案の際に知っておきたい基本用語「インプット・アウトプット・アウトカム」

こんにちは!探究.com編集部です。今回は企画を考える際に知っておきたいインプット・アウトプット・アウトカムの違いと使い分けについての投稿です。

これらの用語を耳にするということは多いものの、意味が混同しているかもしれないという方はチェックしてみてください。

インプット・アウトプット・アウトカムの違いを知る

インプットとは?

インプット(input)とは「入力」を意味する言葉です。何らかの活動を行うにあたり外部から取り込む必要のあるモノやその量を指します。例えば、アップルパイを販売しようと企画するのであれば、「りんご」や「生地」などがインプットとなり、「材料費」などの指標で計測されます。

アウトプットとは?

アウトプット(output)とは「出力」を意味する言葉です。インプットしたものに対して処理を行い、内から外へと送り出されるモノやその量を指します。例えばアップルパイを販売する場合はアップルパイという「商品」がアウトプットとなり、「生産個数」などの指標で計測されます。

インプットとアウトプットの関係

企画立案の際に知っておきたい基本用語「インプット・アウトプット・アウトカム」

インプットとアウトプットの関係を整理すると、上図のように表すことができます。何らかの要素(物・事・人・情報など)を取り込み、それを処理(組み合わせる・加工する・変換するなど)し、処理した要素を外に出せる形にして送り出す流れがインプットとアウトプットです。

アウトカムとは?

アウトカム(outcome)とは「成果」を意味する言葉です。アウトプットによってどのような成果を得られたのかを考えます。例えばアップルパイを販売することによって得られれる「収益」や「評判」などがアウトカムに該当します。「売上金額」や「レビュー数」などの指標で計測することができます。

インプットとアウトプット、アウトカムの関係

企画立案の際に知っておきたい基本用語「インプット・アウトプット・アウトカム」

ここまで登場したインプット・アウトプット・アウトカムを整理すると、上図のような流れで考えることができます。企画を行う際には、何らかの目的が存在するはずです。

例えばアップルパイを販売しようと企画する際に大きな目的の一つは利益をあげることでしょう。目的の達成度合いを考えるには、アウトカムに目を向けておくことが大切であるということが分かります。

最終目的となるのはアウトカムであるため、インプットよりもアウトプット、アウトプットよりもアウトカムを意識しておく必要があるという訳です。

おわりに

以上、企画立案の際に知っておきたい基本用語「インプット・アウトプット・アウトカム」についてでした。今回は企画立案というシーンを前提として紹介していますが、勉強について考える場面など、日常の様々なシーンにおいて「インプット・アウトプット・アウトカム」を理解してくことは有効です。

ぜひ日々取り組んでいる行動の「インプット・アウトプット・アウトカム」について、そしてそれらの指標について改めて考えてみてはいかがでしょうか。それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。

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