こんにちは!探究.com編集部です。今回は問題解決のプロセスの一部、「問題・ニーズを発見する」というプロセスのうち、課題をあぶり出して可視化するというステップについて、投稿してみたいと思います。
課題整理や企画準備段階にある方なんかはぜひチェックしてみてください。
課題の可視化ステップ
あるべき理想の姿と、現状、そしてそのギャップを知る
企画立案の第一歩は、まず理想の姿と現状とのギャップを知ることから始まります。そしてこのギャップを埋めるための計画や構造をまとめたモノを企画、資料化したモノを企画書と呼ぶわけですね。
ですのでまずはあるべき理想の姿と現状を書き出してみてください。なお、あるべき姿のことを「To be」、現状を「As is」とし、「As is To be」というフレームワークも一般に広く活用されていますので、フレームワークとして活用してみたい場合は合わせてチェックしてみてください。
関連記事:あるべき姿と現状から必要なアクション導き出して整理する「As is / To be」
まず書き出すことが重要!ついつい目を逸らしてしまう部分にもきちんと向き合う
さて、そのあるべき姿と現状とのギャップをあぶり出す(可視化する)上で重要なのが、問題課題の要因と思われる要素を網羅的に把握することです。
マインドマップを使って書き出す
事業運営の中から収集したデータから導き出される要素や頭の中で考えていること、心の中に感じ溜めていること、そういったモノを一度全て一箇所に出力します。
この時に便利な手法としてはマインドマップというモノがあり、ホワイトボードや模造紙を使って可視化するのに役立ちます。マインドマップに関する詳細は下記の記事をチェックしてみてください。
関連記事:思考整理やアイデア発想に活用できるマインドマップとテンプレート
満遍なく課題をサーチする
マインドマップを用いて現状の課題を書き出していく訳ですが、ここで気を付けておきたいのが、無意識だと見逃してしまう課題の領域があるということですね。
人はどうしても見たいものを見、見たくないものからは目を逸らしてしまうものです(筆者の僕もそうです)。マインドマップだけで自由に書き出していて偏りや抜け漏れがあるなと感じる場合には、6W2Hなどの思考フレームを用いて、多面的に考えることも必要です。
ちなみに6W2Hとは、一般的な5W2Hに「Whom(誰に)」を足したものです。6W2Hについての具体的な情報は下記の記事をチェックしてみてください。
関連記事:思考整理の原点は6W2H!課題整理や企画書作成に使えるテンプレート配信
ここまでが簡単ではありますが、課題を可視化する大きな流れとなります。振り返ると、下記の通りとなります。
課題をあぶり出す流れ
・あるべき理想の姿と現状を整理する
・その間にあるギャップ(問題課題)を思いつくだけ書き出す
・偏りや抜け漏れが内容チェックする
おわりに
以上、【問題・ニーズを発見する】まずは課題をあぶり出す(可視化)作業を行うについてでした。
それではひとまず、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。