プロダクトアウト・マーケットインとは?商品企画の際に持っておきたい視点【アイデア発想】

こんにちは!探究.com編集部です。今回は商品やサービスのアイデアを考える際に意識したい、プロダクトアウトとマーケットインについての投稿です。

言葉自体は聞いたことがあるけど、これまで意識したことは無かったという方、商品・サービスの開発に関わる機会のある方はぜひチェックしてみてください。

プロダクトアウトとマーケットインの視点

プロダクトアウト視点とは?

プロダクトアウトな物事の考え方とは、自社の持っている特徴や強み、設備などを起点として商品の開発アイデアを考える視点の持ち方を意味します。メリットとしては、自社の強みを活かしやすい点、保有している資源を活用しやすい点があります。ただし、顧客の目線を失いがちで、作ったはいいが誰も欲しいと思わないといった状況になりやすい点に注意が必要です。

マーケットイン視点とは?

一方、マーケットインな物事の考え方とは、顧客の悩みや置かれている状況を起点として、ものづくりの発想を始める視点の持ち方を意味します。顧客がどんな悩みを持っているかの掘り下げ、市場に存在するトレンドの分析、あるいは売り場のイメージから発想を始めるなどの考え方になります。顧客の持つニーズを起点に発想を始めるため、欲しいと思ってもらえるものを作りやすいというメリットがあります。

両方の視点が必要

時代の流れとしては、企業が作りたいものをつくるプロダクトアウト視点から、顧客の求めるものをつくるマーケットイン視点が重要とされています。自社の作りたいもの、強みにこだわるあまり顧客を見失っていないかどうか確認してみましょう。ただし、マーケットイン視点が大事だからといって、プロダクトアウトな視点(自社の強みを活かそうとする視点、自社の生み出したいものへの想い)が必要ないという訳ではありません。

マーケットインで考える根底には、組織の目的や目指す方向性からくる想いがあって然るべきと言えます。大切なことは、自分たちの想いも顧客の想いも汲み取ることができること。マーケットインとプロダクトアウトな視点の両方を使いこなし、往復できるようになることです。

おわりに

以上、についてでした。開発アイデアを考えていると、ついついプロダクトアウトな発想に偏ってしまうことがあります。アイデア発想を行う際には、常に顧客の目線を大切にしたいですね。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてチェックしてみてください。

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