ファネル分析とは?分析やコミュニケーション設計の場面で活きる【フレームワーク基礎】

こんにちは!探究.com編集部です。今回は分析手法の一つとして知っておきたい「ファネル分析」についての投稿です。

マーケティングを行う際、価値提供のプロセスを分解して考え、その一つ一つのプロセスの分析と改善が必要です。ファネル分析は、プロセスを分解して分析する際に役に立つ考え方です。マーケティング担当者や営業、PR担当者など、市場へのアクションを行う機会のある方はぜひチェックしてみてください。

ファネル分析について

ファネル分析とは?

ファネル分析とは、マーケティングなどのプロセスを分解して分析する手法です。分析結果のグラフが漏斗(英語で「ファネル」という)の形になることから、ファネル分析と呼ばれます。

例えば、商品の認知から購買までのプロセスにおいて、顧客がどの段階まで進んでいるのか?といった状況を可視化するために活用されます。ファネル分析を行うことで、どの「プロセス」及び「プロセスからプロセスへの移行率」に問題があるのか(改善の可能性があるのか)?を見出しやすくなるというメリットがあります。

例えば上図のように2つのマーケティング施策について分析を行なったとして、施策Aではプロセス3→4の部分に大きな改善の余地があり、施策Bに関してはプロセス1→2の部分を改善することによって、大きな成果の向上を見込めます。

ファネル分析の活用例

ファネル分析を行うプロセスは自由に設定して構いませんが、マーケティングや顧客とのコミュニケーションを考える際に活用されるフレームワークを当てはめて考えることも有効です。以下、ファネル分析と相性の良い代表的なフレームワークをピックアップしています。

AIDMA

AIDMA(アイドマ)とは、顧客の変容プロセスを表すフレームワークです。Attention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)の5つのプロセスについて考えます。これらの各段階におけるKPIを設定し、ファネル分析を行うことができます。

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AARRR

AARRR(アー)とは、上述のAIDMAと同じく顧客の変容プロセスを表すフレームワークの一つです。AARRRはデジタルマーケティングの場面で活用されることが多いのが特徴です。

Acquisition(獲得)→Activation(活性化)→Retention(継続)→Referral(紹介)→Revenue(収益化)の各段階におけるKPIを設定し、ファネル分析を活用します。

関連記事:AARRRを用いてKPIの設定と改善を行う

おわりに

以上、ファネル分析とは?分析やコミュニケーション施作設計の場面で活きる【フレームワーク基礎】についてでした。ファネル分析を有効に活用するためには、KPIの設定と測定環境の整備が必要不可欠です。

各プロセスのKPIをどう設定するか、それらをいかにして計測するか、そしてどう改善していくか?について、試行錯誤を繰り返しながらトライしてみてください。よければこちらも合わせてチェックしてみてください。

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