“どこで、なぜ、離脱するのか?”─カスタマージャーニーで描く「届けるまで」の道のり

書籍『マンガでカンタン!ビジネスフレームワークの活用法は7日間でわかります。』より、
「届けたい人は見えた。でも、どうやって届ければいいのか?」と悩むチームが、
ユーザー体験を“時系列”で設計するフレームに取り組む物語をご紹介します。

「この企画、いいと思うのに…なぜ響かない?」

ペルソナも設定した。ターゲットも明確になった。

でも、届かない・選ばれない・行動してもらえない。

その原因は、「体験の流れ」が想定できていないからかもしれません。

カスタマージャーニーマップとは?

ユーザーが各フェーズで何を感じ、どのような課題に直面しているかを把握して改善策を導入できる。

さらにユーザーが抱えている不満(ペイン)を解消し、期待(ゲイン)を満たすような
商品やサービスを開発することができる。

こんなときに効きます

  • Web広告やSNSを打っても、効果が出ず「どこで離脱してるか分からない」
  • チーム内で施策の優先順位がズレている
  • 「全体の流れ」で考える力を高めたい

 カスタマージャーニーマップ設計のステップ

フェーズユーザーの状態チェックポイント例
認知はじめて知るSNS、検索、口コミなど
興味少し気になる課題共感・メリット訴求
比較他と比べて検討する価格、信頼、レビュー
購入行動を決める導線・手間・安心感
利用実際に使う満足度・カスタマーサポートなど

体験を“線”で考えると、見えることがある

  • どこで感情が動くかがわかる
  • ユーザーの不安や期待を先回りできる
  • 「施策をやったのに届かない…」が減る
  • チームで流れを共有しやすくなる

カスタマージャーニー × バリュープロポジション

カスタマージャーニーで「いつ・どこで・どう感じるか」が見えたら、
バリュープロポジションで「その瞬間、何をどう届けるか」を明確に。

  • “届けたい価値”と“届けるタイミング”が一致
  • 施策が「ズレずに届く」ようになる
  • 顧客視点の提案が“行動につながる提案”になる

見えた体験に、刺さる価値をセットする。
それがこの2つのフレームをつなげて使う最大のメリットです。

マップの詳しい書き方とテンプレはこちら

次回は、ユーザーに選ばれる理由を言語化するバリュープロポジションマップへ進みます。


【テンプレ活用がもっと深まる!】
“問いとフレーム”の活かし方を音声で解説します

「ユーザーの気持ちを想像してみたけど、
結局“何がズレてるのか”がわからない…」
そんなとき、頼りになるのがこの4つのフレームです。
共感マップ → ペルソナ → ジャーニー → バリュープロポジション

顧客理解を“想像”から“構造”に変える思考の流れを、
Voicyで一気に解説しています。
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