【入門編】ビジネスパーソンが知っておきたい統計思考に関するオススメ本【思考法】

こんにちは!探究.com編集部です。今回は、問題解決の思考力を高める上で触れておきたい、「統計」のエッセンスに関する投稿です。

統計とは、「現象を調査することによって数量で把握すること、または、調査によって得られた数量データのこと(wikipedia)」とあります。例えば過去の購買データを用いて関連商品をオススメしたり、トレンド予測、市場規模推定など様々な場面で統計的な思考のエッセンスは用いられます。

今回は、その「統計」に関してこれから学んでいきたい方、日々の業務の中にそのエッセンスを取り入れていきたい方向けにオススメの本をピックアップしています。

統計思考のエッセンスが学べるオススメ本

今回ピックアップするおすすめ本について

統計という概念は学問にもなっているように非常に体系だったものであり、ビジネスパーソンが日常業務の中でちょっとした思考のエッセンスとして取り入れるレベルのものがあれば、分析を専門とする職業の人々が用いる高度な技術まで、幅広く統計の知識やスキルは存在します。

当記事では、統計という概念を通して、「定量的にデータを扱う考え方」についてこれから触れてみようとする人向けのおすすめ本をピックアップします。平均や分散、標準偏差、ヒストグラム、散布図、相関分析、回帰分析など、このあたりの言葉を軽く見聞きしたことがあるけど、その意味はハッキリと分かっていないという方向けです。

データ・統計分析ができる本

まず最初の一冊としておすすめなのがこちらの一冊。上述したような平均や分散、標準偏差、ヒストグラム、散布図、相関分析、回帰分析などの基本概念について、例を交えながら解説されています。入門者に取って多すぎず少なすぎず、程よい情報量となっています。まずこの書籍を読んでみた上で、他の書籍と読み比べてみるという使い方のできる本です。

大学4年間の統計学が10時間でざっと学べる

基本概念をさらに一通り押さえるという意味でこちらの書籍もオススメです。一つの概念につき見開き一ページの構成で読みやすいです。上述の書籍よりも広く満遍なく基本用語を網羅する形の書籍となっています。

統計学が最強の学問である

次にこちら。こちらは上述の2冊とは異なり、より読み物的な一冊になっています。この書籍はシリーズでリリースされていたり、著者の西内啓氏が様々な著書や統計に関する雑誌、Web上の記事などでコンテンツを掲載されているので、一冊を起点に掘り下げていきやすいというメリットがあります。概念的な話から実際の手法まで、同じ文脈の中でインプットできるのは嬉しいところです。

マーケティングのための統計分析

具体的に業務の中に取り入れていきたいと思う際にオススメなのがこちら。統計の思考をある程度学んでいくと感じることですが、何を変数として見るのかが肝であり、とても難しいポイントでもあります。数字に振り回されてしまわないために、目的に応じてどんな数字を見れば良いのか、あるいはそのために何を測るべきなのかを知っておくことが必要になる訳です。本書は、マーケティングに活用する分析の手法、視点をふんだんに紹介した一冊で、何を見るべきかを考えたい人にオススメです。

書籍選びの際に思うこと

統計の考え方をビジネスに活かすことを目的とする書籍には、2つの種類があります。一つ目がビジネス書の中で統計的な話をしている書籍。2つ目は統計の書籍の中でビジネス書よりのもの。

このうち、筆者の私がオススメするのは後者です。統計の棚に置いてある、ビジネスパーソン向けの本がオススメです。なぜかというと、統計という概念には普段聞き慣れていない言葉が多数登場します。その言葉の意味をまずは正確に押さえていないと、いきなりビジネスに応用しようとする話を読んでも理解できないからです。そして、基本用語を押さえるという点ではやはり、統計を主軸としている書籍の方が分かりやすいです。

今回の記事の中では、そのような統計の基本用語を押さえるレベルを目的とした書籍をピックアップしました。まずここから読み始めてみようかなと思った時にチェックしてみてもらえればと思っています。なお、今後、統計思考の入門におすすめの書籍があれば随時追記していきたいとも思っています。

おわりに

以上、【入門編】ビジネスパーソンが知っておきたい統計思考に関するオススメ本【思考法】についてでした。

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。今回は統計に関する思考本を紹介しましたが、そのほか、様々な思考本について下記の記事でピックアップしています。よければ合わせてチェックしてみてください。

ロジカルシンキングやクリティカルシンキングなど「思考法」について学べるオススメ本30選

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