“なんとなく頑張る”から脱出!チームの動きを数字で見える化する方法

本日は、書籍『マンガでカンタン!ビジネスフレームワークの活用法は7日間でわかります。』より、
「OKRで目標を立てたけれど、進捗がわからない…」
「努力しているのに、成果が見えない…」
そんな悩みを抱えるチームが、KPIを使って“行動と成果のつながり”を見える化する場面をご紹介します。

「がんばっているのに、前に進んでいる実感がない…」

多くのチームが直面するのは、
「毎日動いているけど、結果が出ているのか分からない」という“もやもや”です。

この状態を解消するために必要なのが、KPI(Key Performance Indicator)

OKRで掲げた大きな目標を、
日々の行動レベルに落とし込み、数字で確かめるための中間指標です。

KPIとは?

KPIとは、目標達成に向けた「プロセスの健康状態」を測る指標です。
OKRが「方向性」を示すなら、KPIは「今、どこまで来たのか」を教えてくれるナビゲーション。

たとえば、
オンライン学習サービスのチームでは次のように設定します。

  • OKRのObjective(目標):オンライン学習プラットフォームの会員を拡大する
  • Key Results(主要成果):新規会員登録数を20%増やす
  • KPI(進捗指標):
    • サイト訪問者数
    • 体験版申込率
    • 登録完了率
    • 初回利用後の継続率

このように、最終成果につながる「途中経過」を数値で追うことで、
“どこで止まっているのか”を具体的に把握できます。

KPIを使うメリット

  • チーム全員が“今どこにいるか”を把握できる
  • 成果へのプロセスが可視化され、行動の質が上がる
  • データをもとに、感覚ではなく根拠ある改善ができる
  • OKRの大きな目標を「実行可能な日常」に変えられる

つまりKPIは、「チームのがんばり」を“見える成果”に変えるレンズなのです。

OKRとのつながり

  • OKR:目指す方向を示すコンパス(何を実現したいのか?
  • KPI:進捗を測るメーター(今、どこまで進んでいるのか?

この2つを組み合わせることで、
“共感で動き、数値で確かめるチーム”が生まれます。

KPIツリーとは?

目標(KGI)を、達成までのプロセス指標(KPI)へと分解し、
“どこを改善すれば成果につながるか”を見える化するフレームワークです。

KGIを頂点に置いた樹形図の形で整理することで、
チーム全体の動きと成果の因果関係を一目で把握できます。

KPIツリーテンプレートを見る

次回は、チームや個人の成長を多面的に捉える
「インテグラル理論の4象限」をご紹介します。

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