“なぜ刺さらないのか?”─共感マップで見える、顧客の「本当の感情」

書籍『マンガでカンタン!ビジネスフレームワークの活用法は7日間でわかります。』より、
「なぜ、どれだけ打っても響かないのか?」という悩みを抱えるチームが、
共感マップという視点のレンズを通して、顧客の“心の奥”にたどり着く物語をご紹介します。

「いろいろやってるのに、なんで響かないんだろう」

SNS運用もした。広告も出した。キャンペーンも工夫した。

でも、期待した反応がない。売上も伸びない。

それは、“顧客を理解しているつもり”になっていたからかもしれません。


共感マップとは?

共感マップは、顧客の「外から見える行動」だけでなく、
「内面の思考・感情」にまで踏み込んで整理するフレームワークです。
「この人は、何を見て、何を聞き、何を感じているのか?」を言語化することで、
顧客の“行動の背景”にあるモチベーション・不安・期待が見えてきます。


共感マップで見えてくる6つの視点

  1. 見ていること(視覚情報)
  2. 聞いていること(周囲の声や情報)
  3. 言っていること・やっていること(発言・行動)
  4. 感じていること(思考・感情)
  5. 痛み(不安や課題)
  6. 得たいこと(願望・成果)

なぜ「共感マップ」が効くのか?

  • 商品や施策が“ズレていた理由”が、感情レベルで見える化される
  • 「刺さる」言葉やコンテンツの仮説が立てやすくなる
  • チーム全員が「誰の、どんな悩みに届けるのか」を共有できるようになる

共感マップ × ペルソナの連動で、“リアルな人物像”が見えてくる

共感マップだけでは、
ユーザーの「感情」や「行動」が断片的に整理されるだけ。
ペルソナだけでは、仮想的な人物像にとどまり、“なぜそう感じるのか”の根拠が弱くなる。

 この2つをセットで使うことで─
 共感マップで得た生々しい感情・行動パターンが、
 ペルソナの“性格・価値観・生活背景”と結びつき、
具体性と納得感のあるターゲット像が完成します。

 「この人は、こういう背景があるから、こう感じるのか」 という構造的な理解ができることで、 
刺さる提案・言葉・タイミングを見出せるようになります。

共感マップの詳しい書き方とテンプレートはこちら


次回は、「その人は誰なのか?」を描くペルソナに進みます。

ユーザー理解をさらに深め、
より“届けられる提案”へと進化させていきましょう。


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「ユーザーの気持ちを想像してみたけど、
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共感マップ → ペルソナ → ジャーニー → バリュープロポジション

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