どうもこんにちは!探究.com編集部です。今回は企画プレゼンの段階に入ったらチェックしておきたい、プレゼンテーションのオススメ本についての投稿です。
企画書が作成できたら、実践に至るまでにはプレゼンを行う必要があります。本サイトで触れてきた企画立案・運営のステップであれば、解決策を企画書にまとめて実行に移すまでの間にあります。
企画の実践にはこのプレゼンテーションが重要なわけですが、いきなりプレゼンと言われても何をどう話せばいいのか初めのうちは分かりません。ぶっつけ本番でプレゼンしようとしても上手くいかないものです。
例えばプレゼンテーションの「型」。簡単な例として「PREP(プレップ)」というプレゼンテーションの型があります。漠然と「プレゼンしてください!」と言われるより、「結論→理由→根拠→結論」の順でプレゼンしてください。と言われた方が話しやすくないでしょうか。
もちろんこれは部分的な話でしかありませんが、このように知っておくとプレゼンスキルの習得が早まるポイントというものがあります。(型をはじめシナリオの作り方、話し方、スライドや資料の作り方など。)
ここではそれらのポイントをおさえるべく、プレゼンテーションの基本を学びたいと思った時に役立つようなオススメ本をピックアップしていますので、これからプレゼンテーションについて学びという方は参考にしてみてください。
オススメのプレゼン参考本
コクヨの1分間プレゼンテーション
コクヨの研修で実際に使用されているプレゼンテーションのトレーニング方法が紹介されている本。短い時間で企画の概要を伝える能力が求められます。ポイントを絞って分かりやすいプレゼンテーションができるようになりたいという人にオススメの参考本。
プレゼンテーションZEN
プレゼンテーションの根幹となる考え方が学べるプレゼンテーションの名著。基本原則「抑制」「シンプル」「自然さ」を学ぶことで、プレゼン時の企画書の見せ方や話し方についての基本を押さえることができます。プレゼンサンプルも写真・スライドなどを多く引用したプレゼンテーション入門の必携本。
世界最高のプレゼン教室
プレゼンテーションZENの著者「ガー・レイノルズ」のプレゼン指南本。人は相手の「伝えたいこと」を「ストーリー」の中から理解してきた、という理論の中から構築されたプレゼンノウハウは必見。80分のDVDも付属しているのも嬉しいところ。
プレゼンテーションのノウハウ・ドゥハウ
プレゼンテーションのノウハウ・ドゥハウ (PHPビジネス選書)
プレゼンテーションの基本を押さえる際にオススメの一冊。ストーリー構成から実際のプレゼンじの具体的なノウハウまで、幅広く基本を網羅したオススメの本です。本書を読んでから、個別の具体的なスキルについて綴った本へと手を伸ばすのも良いですね。
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
多数のプレゼン映像が全世界で参考にされているスティーブ・ジョブズ。本書はそのスティーブ・ジョブズのプレゼンをもとに考察したプレゼンテーションノウハウの指南書。一番大事な問いに答える、救世主的な目的意識を持つ、ロードマップを描くなどプレゼンの際に意識しておきたい要素を「人々を惹きつけるプレゼン 18の法則」としてまとめている。聴きたくなるようなプレゼンを練習したいと思ったらチェックしたいオススメ本。
孫正義 奇跡のプレゼン
人を動かす23の法則
こちらは日本におけるプレゼンテーションで有名な経営者、孫正義のプレゼンについての考え方と合わせて、分析、解説しているおすすめ本。聴く人の心を惹きつける数字の使い方、捉え方、見せ方などを学ぶことが可能。
KP法
KP法とは紙芝居プレゼンテーション法のことで、A4用紙とペン、貼り付けられる壁があれば誰でも自分の思考を整理して伝えられる便利な手法です。狭義なプレゼンテーションではなく、会議や対話の場における思考の整理・共有に役立つ考え方とスキルを学べるおすすめ本。
ベストプレゼンテーション
本書は企画内容はもちろん、プレゼンの型もある程度整っている人にオススメのプレゼンテーションの参考本。どのようなシーンでどのような表現方法や伝え方を意識すると「伝わるプレゼン」になるのか?について98の項目で具体的に説明してくれている一冊。
プレゼンは「目線」で決まる
プレゼンは「目線」で決まる―――No.1プレゼン講師の 人を動かす全77メソッド
プレゼンを聴く側の人の目線や感情がどこを向くのか?を意識したシナリオ構成、資料作成、スライド作成、数字やビジュアルの使い方など。筆者の体験談をもとに77種類のメソッドとしてまとめた一冊。企画プレゼンテーションはもちろん、日常のコミュニケーションや会議、セミナーや研修でも利用できる考え方とノウハウが詰まっているオススメ本です。
ロジカル・プレゼンテーション
ロジカル・プレゼンテーション――自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
プレゼンテーションのみならず、ビジネスパーソンとして生きていく上で必要となる論理的に物事を捉えて伝える能力を磨くことのできる一冊。「伝える」ということはそもそも自分の伝えたいことを論理的に整理・編集できている必要がある。若手のビジネスパーソンから中堅社員、管理職までどのような人でも一読の価値があるプレゼンテーションの参考本。
社内プレゼンの資料作成術
プレゼンテーションの際に作成する「資料」についての参考本。書面として提出する企画書と同じようなテキスト量では、スライドプレゼンでは文字量が多すぎます。プレゼン資料としての資料作成ノウハウ、スライド作成ノウハウについて具体的な情報が詰まったオススメの一冊。手元に置いておきたい教科書の様な本となっています。
最強のプレゼン段取り術
本書はプレゼンを設計して実践するまでの中で「段取り」について着目した一冊。プレゼン本番を含めた5日間で「リサーチ」「シナリオ」「スライド」「トーク」「テクニック」の技術を習得するためのステップを解説しています。
ゼロからのプレゼンテーション
ゼロからのプレゼンテーション ―「ものまね」から達人までの全ステップ
企画資料の作成方法、スライドの作成方法、話し方などの基本的なプレゼンテーションのポイントから期待値のコントロールや質疑応答の極意など、初心者からある程度のレベルの人まで参考になるオススメ本。自身もプレゼン能力がダメダメだったと語る筆者が書いているということもあり、相手目線で「プレゼン」というものを見つめ直すことのできる一冊。ある程度プレゼン中級者になった時、初心を思い出すために読んでもOKな参考本。
マンガでやさしくわかるプレゼン
何事も入門にはもってこいのマンガでわかるシリーズのプレゼンテーションバージョン。ストーリー+ポイントのレクチャーで進んでいくため、登場人物と共にプレゼンについて学びながら成長することができる。一番最初にチラッと読んでみるにはオススメの書籍。
「言葉にできる」は武器になる。
こちらは「言葉にできるということはつまり、それだけ深く考え抜かれていること」という、「伝える」ということの本質を考える一冊。直接プレゼンテーションのノウハウ云々を説いた書籍ではありませんが、ぜひ一度読んでみてほしい編集部オススメの一冊です。情報の解像度を上げるということはプレゼンだけでなく、様々なビジネスシーンで生きてくる普遍的な能力を磨くことができます。
自分の考えを「伝える力」の授業
プレゼンテーションはもちろん、普段のコミュニケーションや会議などでも使える「伝える力」について本質を考えるための一冊。多様な価値観や判断基準を持つ人々の中でいかに自分の意見や考えを論理的に伝えるか、というポイントがまとめられています。日常業務の中からすでにプレゼンの練習は始まっています。想いや考えを伝えきれずにヤキモキしている人にオススメのプレゼンテーション参考本。
TEDトーク 世界最高のプレゼン術
プレゼンプラットフォームとして有名なTEDのプレゼンテーションから導き出されるプレゼン術のポイントについて綴っている一冊。キャッチフレーズは最低3回は繰り返す、プレゼンターはけっして聴衆より優位に立ってはいけない、などなど。具体的に使える考え方やノウハウを吸収することができる。この本を読んでからTEDのプレゼン動画を見て勉強するというのもオススメのプレゼンテーション勉強法ですね。
その堅苦しい話し方は、行きすぎです!
その堅苦しい話し方は、行きすぎです! ~エグゼクティブが実践している「話す技法」~
企画プレゼンについて「話し方」という切り口から見た時の参考本。普段人前で話している人ならまだしも、多くの人の前で何かを話すには話し方に関するスキルも必要です。声の発声法や表情についても訴求している一冊です。
英語でプレゼン・スピーチ15の法則
CD付 一流ビジネスパーソンが無意識にやっている 英語でプレゼン・スピーチ15の法則 25のスライドタイプで鍛える!
本書は英語でのプレゼンテーションについて触れている、プレゼンに関する参考本の一冊です。グローバルな風土を取り入れる企業においては、社内プレゼンすらも英語で行う必要があります。実際に現場で利用されてきたスライドを収録した実用的な一冊ですので、英語でプレゼンする必要のある方はぜひチェックしてみてください。
最強の説得力 相手からすんなりYESを引きだす74の法則
プレゼンテーションの目的はプレゼンを行った相手に目的とする行動を促すことです。本書は「説得力」という切り口から、相手への行動を促す方法について解説しています。74の法則という形で読みやすくまとめられており、巻末にリスト形式でまとめられているのも魅力的です。プレゼンの反応(成果)を高めたい人にオススメの本。
1分で話せ
1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
ヤフーアカデミア学長である著者による「伝え方」の解説本。話がダラダラと長くなってしまって、結局言いたいことが相手に伝わらないという経験をしたことのある人も多いと思います。本書には、タイトルの通り、結論を明確にして相手に伝えたいことを伝えるためのエッセンスが詰まっています。プレゼンテーションはもちろん、日々のコミュニケーションの中でも役に立つヒントが得られるオススメの一冊。
プレゼンは練習が命
さて、本記事ではプレゼンテーションの参考本をピックアップしてきました。本から学べることは知識でしかないので、もちろん実際に練習して試行錯誤するべし!です。プレゼンを練習するにあたって編集部で使っているシート類を掲載しておきますので、よければこちらも合わせて活用してみてください。
プレゼンシナリオシート
各スライドの構成と原稿のラフ案をプレゼンシナリオ作成シートに書き出して構成のブレストや整理を行います。
テンプレート:プレゼンシナリオ作成シート
おわりに
以上、プレゼンテーションのおすすめ参考本についてでした。プレゼンテーションの基礎の習得、練習を重ねてよりたくさんの企画が前に進むことを願っています。当記事でピックアップした書籍と合わせて、下記の記事もよければ合わせてチェックしてみてください。
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