こんにちは!本日は思考法カテゴリ記事として、「フレームワーク思考」について投稿してみたいと思います。当サイトでも多数のフレームワークに関する情報を配信していますが、それらを活用する上で持っておきたい思考と言えるでしょう。
問題解決のスピードを上げたいと思っている方、思考の整理方法に悩んでいるという方などはぜひチェックしてみてください。
フレームワーク思考について
フレームワーク思考とは?
フレームワークとは一言で言えば「思考の枠組み」を意味します。先人たちが試行錯誤の中で蓄積してきた成功の「型」とも表現できます。フレームワーク思考とは、物事の分析や問題の解決策を考える際などに、枠組みを設けることで公立的、効果的に発想を進める思考法です。
ゼロから物事を考えるよりも、思考の領域を明確化して限定することによって、仮説検証のスピードを速めます。限られた時間の中で問題解決の方法を考え出して実践する必要のあるビジネスシーンでは、知っておいて損のない思考法と言えるでしょう。
フレームワークの例
例えば上図は、組織の強みと弱みを内部環境・外部環境という要素から考える「SWOT分析」と呼ばれるフレームワークです。自社の分析や戦略の方向性を考える際に活躍します。漠然と自社の分析を行うよりも、こうした要素を頭に置いて情報を収集する方が効果的な分析を行うことができるという訳ですね。
このように、特定の目的を達成するために生み出された便利なフレームワークが多数存在します。以下、いくつか代表的なフレームワークについて紹介している記事をピックアップしていますので、必要に応じて参照してみてください。
自社の経営資源について分析するフレームワークVRIO分析のテンプレート
価値提供のプロセスを分解して改善するバリューチェーン分析
業界の競争要因を可視化するファイブフォース分析【テンプレート掲載】
アイデア発想に使えるおすすめの簡単フレームワーク13選【企画立案】
【 無料テンプレート 】マーケティング調査・分析に使えるフレームワーク《11選》
フレームワーク思考のメリットとデメリット
メリット
フレームワークの活用には「思考の取っ掛かりを掴みやすい」「効率的に考えることができる」「アウトプットの質をある程度統一できる」「メンバー間の共通言語となる」などのメリットがあります。
デメリット
一方で、「個別の状況に対応するには限界がある」「背景の理解が不足する」などの注意点もあるため、鵜呑みにするのではなく、活用目的や背景も考えながら活用しましょう。フレームワークのメリット・デメリットについては下記の記事でも紹介しているので合わせてチェックしてみてください。
フレームワーク思考の活用流れとポイント
フレームワーク活用の目的を考える
フレームワークを何のために使うのか、フレームワーク活用の目的やゴールを考えます。問題を見つけることが目的なのか、改善案を考えることが目的なのか、発想を広げたいのか、収束させたいのかなど、こうした目的がないと、フレームワークを活用すること自体が目的化してしまう危険性があるため、最初に設定しておきます。
フレームワークを選定して活用する
目的に合わせてフレームワークを選定し、実際に活用してみます。習うより慣れろ、ということで、目的が決まってフレームワークが選定できたら、実践の中でひたすら使ってみて、使い方や応用方法を経験ベースで蓄積していきます。
発展:自分でもフレームワークを考えてみる
フレームワーク思考は問題解決のスピードを上げるために役立つ思考法ですが、フレームワークは要点を抽出して一般化したものであるため、個別の状況に100%対応できるものではありません。フレームワーク思考を最大限に活用するには、自分でフレームワークを作り出す、あるいはカスタマイズすることがポイントとなります。既存のフレームワークを自分なりにアレンジして行きましょう。
おわりに
以上、問題解決の「型」を活用する思考法フレームワーク思考【思考法】についてでした。当記事の筆者的には、フレームワークを活用する思考を「フレームワーク思考Level.1」だとすると、発展でも触れた自分自身でフレームワークを考える思考、つまりは「フレームワーク化する思考」が「フレームワーク思考Level.2」であり、後者こそがフレームワーク思考の醍醐味だと思っています。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。